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suzumoku インタビュー

suzumoku インタビュー

インタビュー・テキスト
細田聖子
撮影:柏井万作
2010/03/31

「学校よりもストリートミュージシャンの友達が多かった」と言うシンガーソングライターsuzumoku(スズモク)。ストリートで音楽の喜びを学んだ少年は今、一度は務めた会社を辞めて22歳で上京し、新世代フォークの旗手として大きな注目を集めるまでになった。しかし24歳になった昨年は、ジャズバンドPE'Zと結成したユニット「pe'zmoku」の全国ツアー前にコンディションを崩し、病気療養をするというツライ時期でもあった。そんな彼がこの3月に発表した復帰作となるニューアルバム『素晴らしい世界』。そこには、音楽を愛し、様々な苦難と向かい合いながら見つけ出したひとつの答えがある。弾語りスタイルでのライブでも圧倒的な存在感を見せつけるsuzumokuにご期待あれ。

(インタビュー・テキスト:細田聖子 撮影:柏井万作)

知らない人たちの前で歌ったとき、なんかすっきりして、これは新しい景色だなって思ったんです。

―中学2年のときにギターを始めたことが、歌い始めるそもそものきっかけですか?

suzumoku インタビュー
suzumoku

suzumoku:そうですね。ある日、学校で幼馴染の友達が、音楽の授業のあとにギターを持って歌い出したんですね。そうしたら、みんながわらわら集まってきて、僕はその様子を遠目で見ながら「ギターいいなぁ。やろう!」と思って(笑)。中学2年っていうと思春期なので、自分を大きく見せたいとか、女の子にモテたいとか(笑)、そういう気持ちがあったんですよね。で、その頃、ちょうどタイミング良く、父親が昔使ってたクラシックギターを物置から引っ張ってきて弾いてたんですよ。それで「教えてくれない?」と頼んだら、『禁じられた遊び』でお馴染みの“愛のロマンス”っていう定番の曲を教え込まれて。これがいちばん最初に覚えた曲なんです(笑)。

―渋い中学生ですね(笑)。他にはどんな曲を?

suzumoku:その頃、ゆずさんとか19さんが流行っていた時期だったので、弾き語りスコアを買って四六時中ギターを弾いて歌いまくってましたね。

―ギターを持って歌うということが、自分にとっての自己表現だなと感じた?

suzumoku:そうですね。自己表現したいという気持ちが強くあったと思うんです。思春期だったから、刺激も欲しかったし、日常への反抗みたいなものもあったのかな。

―その後、地元・静岡でストリートライブを始めるんですよね。

suzumoku:静岡駅に長い地下道があって、そこでやってました。当時はストリートライブが流行ってたから歌ってる人が結構たくさんいたんですよ。中学3年生の頃、ギターを弾ける幼馴染がそこで歌っていて「あ、すげー。やってるんだ!」と思って。そこでいろいろ話を聞いてたら、自分も無性に歌いたくなったんですよね。それで、その場で1曲歌ってみたんです。別に注目されてるわけじゃないけど、むちゃくちゃ緊張して。でも、知らない人たちの前で歌ったとき、なんかすっきりして、これは新しい景色だなって思ったんです。それから、その幼馴染みとデュオを組んで、ストリートで一緒にやるようになりました。



学校よりも友達が増えたストリート時代

―自己表現できる場を見つけた、という感じですか。

suzumoku:そうですね。高校生になってもずっとストリートで歌っていくんですけど、そこでしか出会えない仲間が増えていったんですよ。学校にはちょっと馴染めてない連中とかがギターを持って集まって歌ってる。自分と同じような気持ちを持ってる奴と、音楽を介して出会えたんです。最初は「あ、お前もやってるんだ」とか「いいギター使ってるね」って話しかけて、そこからどんどん仲良くなって。で、気付いたら学校よりもストリートのほうが友達が多くなってた。学校では至って真面目にしてるんですけど、学校が終わったら、ストリートに行って歌って、仲間に会うっていう日々でしたね。

―ニューアルバム『素晴らしい世界』のなかにも“ストリートミュージシャン”という曲がありますが、suzumokuさんの原点がこの曲に詰まってるのかなと感じました。そして、歌詞の<“僕ら”の歌声>の「僕ら」は、その仲間を指しているのかと。

suzumoku:そうですね。実際、歌ってるのは自分ひとりなんですけど、ストリートには仲間がいたから「ひとりで歌ってる」という感じではないんですよね。そういう仲間との繋がりを作るきっかけが「音楽」だったんだと思う。音楽は仲間と繋がる手段で、音楽を通して仲間を求めに行ってた。そこから徐々に自分の言葉でオリジナル曲を書くようになっていくと、自分から求めに行くだけじゃなくて、自分を見に来てくれる人も増えてきて。そうやって、自分から発信することによってどんどん新しい繋がりも増えていったんです。

2/3ページ:会社を辞めて上京したsuzumokuの決意

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イベント情報

CINRA主催の入場無料イベント『exPoP!!!!!』に出演決定!
viBirth × CINRA presents
「exPoP!!!!! 3周年記念祭」

2010年4月20日(火)、4月21日(水)OPEN 18:00 / START 18:30
会場:渋谷O-EAST

20日出演:
Far France、太平洋不知火楽団、and more!!
21日出演:
suzumoku、Creepy pop、箱庭の室内楽、and more!!

料金:無料 (2ドリンク別)
チケットのご予約は以下のページで承っています。
※ご予約の無い方は入場できない場合があります。ご了承下さい。

リリース情報

suzumoku『素晴らしい世界』
suzumoku
『素晴らしい世界』

2010年3月10日発売
価格:2,100円
apart RECORDS APPR-2004

1. 素晴らしい世界
2. ソアラ
3. ガタゴト
4. 街灯
5. ストリートミュージシャン
6. ライトゲージ
7. 夜明けの雨
8. 春の到着

イベント情報

『素晴らしい世界』発売記念東名阪ツアー 第2弾
『aim into the sun 'formation flight'』

東京公演
2010年5月21日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:duo MUSIC EXCHANGE

名古屋公演
2010年5月27日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:TOKUZO

大阪公演
2010年5月28日(金)OPEN 19:00 / START 19:30
会場:umeda AKASO

料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

プロフィール

suzumoku

中学2年でギターを持ち、同時に作詞・作曲も始め、地元静岡のストリートで歌い始める。様々なジャンルの音楽を聞き漁り、音楽性を模索する日々。高校卒業後、楽器製作の専門学校に入学し、ギターやベースの製作に明け暮れる。音楽は完全に趣味にしようと決め、岐阜にある国産手工ギター工場に就職。音楽活動を一旦休止するも再開。ギター職人の道とミュージシャンの道、どちらが本当に進むべき道なのか真剣に考え、06年夏、プロミュージシャンになることを決意。07年1月に上京し、10月にアルバム『コンセント』でデビュー。都内を中心にライブ活動を続ける中、08年からインスト・ジャズ・バンド"PE'Z"との合体ユニットpe'zmokuを結成。ギター&ヴォーカル担当として大抜擢。多くの経験を積み重ね、2010年ソロ活動を本格的に始動し、3月にはNEWアルバム『素晴らしい世界』を発表した。

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