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小谷美紗子 インタビュー

小谷美紗子 インタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
2010/05/07

シンガーソングライターの小谷美紗子が、オリジナルとしては約3年ぶりとなる新作『ことの は』を発表する。新しい始まりを感じさせるフレッシュな作風でありながら、無理に新しいことをしようという肩肘張った感じは一切なく、“青さ”“手紙”といった、すでに小谷にとってのクラシックであるかのような曲も含んだ、濃密なミニ・アルバムだ。また本作はタイトル通り、日本語の美しさにスポットを当てた作品でもある。最近のヒット曲のように「さくら」のような直接的な言葉こそ出てこないが、日本語の響きに、メロディやサウンドが加わることによって、きっと「さくら」のように晴れやかな、始まりの感触を味わうことができるだろう。それこそが、音楽の素晴らしいところだと思う。

(インタビュー・テキスト:金子厚武)

 

弾き語りとかトリオとか関係なく聴いてもらえてるって実感しますね。

―ひとつ前のリリースがベスト・アルバムで、そこから今回のリリースまで約2年間ありましたが、この2年は小谷さんにとってどんな2年間でしたか?

小谷:そんなに経った感じは全然しないです。その間もいろんなイベントに呼んでいただいたりとか、自分のペース的にはバタバタしてたんで。

―2年の間で印象的な出来事とかってありました?

小谷:うーん、何してたかな(笑)。面白いイベントに呼んでもらう機会がすごく多くて、バンド名からしてゴリゴリのロックな、汗臭そうなバンドばっかりの中に一人呼ばれたりとか(笑)。そういうイベントに出る度に、毎回面白いなって思いましたね。でも最近は逆にそういうイベントにしか呼ばれなくなっちゃって(笑)。

―(笑)。

小谷:デビュー当時は「この人テレビで見たなあ」みたいなメジャーの人、みんなが思い描くシンガーソングライターみたいな方と共演することが多かったんですけど、最近はめっきり少なくなりました。多分eastern youthのイベントに出たことがきっかけなんだと思うんですけど。

―それって当然トリオ編成でのライブを始めたこともひとつのきっかけですよね。

小谷:ライブに関しては弾き語りとトリオには両方良い面があって、ファンの人も弾き語りが見たい人、トリオが見たい人、どっちもいると思うので、両立してやっていくのが理想ですね。

―ではそれぞれのいい面を教えてください。

小谷:弾き語りのときは、自分が止まったら終わりというか、無音になるじゃないですか? そういう意味で背負うものがあると思うんです。でもその分自由なので、自分が止まりたいときに止まって、お客さんが「どうしたの?」ってなってるのに、本人は飄々とゆったり止まってるだけで、「曲が当たり前に進むと思ったら大間違いだよ」みたいな(笑)。そういう自由さが弾き語りは楽しいですね。

―ではトリオは?

小谷:トリオはそういうことを考える間もなく、歌や演奏に集中できる。でもベースとドラムに合わせる気は元々なくて、(そうしちゃうと)まとまった、わかりやすい、きれいなものになっちゃうと思うんです。そこはもう私の間を壊さないように、(リズム隊の)二人に「ごくろうさん」って言いながら合わせてもらってます(笑)。

―自分の呼吸を大事にするっていう意味では弾き語りもトリオも一緒なんですね。

小谷:そうです、同じなんですよね。いろんなイベントに呼んでもらえるようになったのはトリオになったからかなとも思ったんですけど、意外と「弾き語りで出てください」っていうリクエストも多くて。弾き語りとかトリオとか関係なく聴いてもらえてるんだなっていうのをそういう時に実感しますね。



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イベント情報

レコ発 全国ツアー
『小谷美紗子 Trio Tour 2010 ことの は』

2010年7月20日(火)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:名古屋CLUB QUATTRO
出演:小谷美紗子
問い合わせ:JAILHOUSE 052-936-6041

2010年7月21日(水)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:心斎橋CLUB QUATTRO
出演:小谷美紗子
問い合わせ:GREENS 06-6882-1224

2010年7月27日(火)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:渋谷duo MUSIC EXCHANGE
出演:小谷美紗子
問い合わせ:SOGO TOKYO 03-3405-9999

料金:各公演前売4,500円 当日5,000円(ドリンク別)
チケット一般発売日:2010年6月5日
チケット取り扱い:
チケットぴあ
ローソンチケット
e+
※ミニアルバム『ことの は』にチケット先行予約詳細情報が封入(初回プレス分のみ)

リリース情報

小谷美紗子<br>
『ことの は』
小谷美紗子
『ことの は』

2010年5月12日発売
価格:1,600円(税込)
RDCA-1014

1. 日めくり
2. 青さ
3. 線路
4. 空の待ち人
5. 手紙

プロフィール

小谷美紗子

1996年、シングル『嘆きの雪』でデビュー。これまでに9枚のオリジナルアルバム、 16枚のシングルをリリースしている。魂を揺さぶる唯一無二の歌で、音楽ファンのみならず、多くのミュージシャンからも支持を得ている。

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