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矢沢洋子の意外な素顔

矢沢洋子の意外な素顔

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2011/07/10

幼い頃はビートルズが流れる家庭で育ち、ロサンゼルスで過ごした中高生時代はディズニーからパンクに触れ、帰国後はめんたいロックに魅了されるなど、雑食という域をはるかに超えるレベルで音楽を吸収してきた矢沢洋子。ロックを軸に据えつつも、楽曲ごとにさまざまな面を見せるニューアルバム『Give Me!!!』は、彼女のこれまでの音楽遍歴はもちろん、浮き沈みが激しいという性格や周囲の環境など、その背景を知れば知るほど深みの増す作品だ。知られざる矢沢洋子の側面を膨大なキーワードとともに語ってもらった。

たまにDJもやるんですが、いきなり流れを無視して歌謡曲からアニソンかけてロックみたいな。

―CINRAには初登場になるので、今日は洋子さんの人となりからお聞きしたいと思うんですけど、小さい頃はどんな子だったんですか?

洋子:どんな子だったんだろう…。まわりの大人たちからは、「ひょうきんな子」とよく言われてました。いきなり踊りだしたり、モノマネを始めたり、よくそういう事をしてたみたいで。

―アニメや漫画を見たりは?

洋子:今も見ますが、アニメは『セーラームーン』とか、『幽☆遊☆白書』とか、『スラムダンク』とか、王道なやつを。マンガは、少女マンガとかも見るんですけど、『島耕作』シリーズとか、『三丁目の夕日』とか。あと、手塚治虫系のマンガもけっこう読んでますね。

―ゲームもお好きなんですよね?

洋子:RPGが好きで、FFかドラクエかで訊かれると、私はドラクエ派ですね。あとは『MOTHER2』とか、『ブレス オブ ファイアII』とか、『ゼルダの伝説』とか、『桃太郎伝説』とか。弟がゲーム好きだったんですよ。『たけしの挑戦状』とか、『くにおくん』の運動会とかもやってましたね。

矢沢洋子の意外な素顔
photo:Asaki Koshikawa

―音楽的な目覚めは?

洋子:中1のときに家族でロサンゼルスに移住したんですが、最初は英語もまったくできず、友達もいなかったので、CD屋さんに行って、アーティストもよくわかんないからジャケ買いして。あとは向こうの音楽チャンネルを見たり。中1~2くらいの頃は、そんなことばっかりしてましたね。

―ジャケ買いしたCDっていうのは、どのへんのアーティストを?

洋子:そのときは、今週のTOP20みたいな棚から「なにこの人かわいい」と思ったCDを。それがクリスティーナ・アギレラのファーストアルバムだったんです。

―大当たりじゃないですか。

洋子:中学生のときは、ディズニーチャンネルをよく見てたので、ブリトニー(・スピアーズ)とかアギレラとか、ディズニーあがりのアイドルみたいなのは、すごい聴いてました。で、日本のアーティストもチェックはしてて、m-floはよく聴いてましたね。それと、アメリカで1年間寮に住んでたことがあったんですが、ルームメイトが韓国人の女の子で、お互いに韓国の音楽と日本の音楽を聴かせ合いっこして。それで韓国のラップを聴いたりとか。

―クラブミュージックっぽいものをよく聴いていたんですか?

洋子:最初はそうでしたね。ロサンゼルスはヒップホップ! ウェッサイ! みたいな場所なんで。あと、向こうではレッチリ(RED HOT CHILLI PEPPERS)、GREEN DAY、LINKIN PARK、NO DOUBTあたりは誰もが知ってて、私もよく聴いてました。

―他のインタビューでは、昔は家でThe Beatlesがよくかかってたと言ってましたよね。

洋子:そうですね。小っちゃい頃はよくかかってましたね。

―そう考えると、すごくいろんな音楽を吸収してきてますよね。

洋子:消化できてるのかはわからないですけど、いまもすごい雑食です。ミュージカル系の曲も好きなので、この前も『グリース』のDVDを買っちゃって。あと、DJもやらせてもらうんですが、いきなり流れを無視して歌謡曲からアニソンかけてロックみたいな。

―例えばどんな曲を?

洋子:歌謡曲だと、(山口)百恵ちゃんとか、ピンクレディーとか。DJをやるときは、誰が聴いてもわかるほうが盛り上がると思うので、王道の曲をかけることが多いですね。アニソンも『おぼっちゃまくん』とか、『ママレード・ボーイ』とか、私と同年代の女の子なら絶対に見てたでしょ的な曲をかけます。

2/3ページ:だんだん「私がやりたいのはこれじゃない!」っていう自我が出てきてしまって。

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リリース情報

矢沢洋子
矢沢洋子
『Give Me!!!』

2011年8月3日発売
価格:2,500円(税込)
GRRC-20002

1. SOS
2. アドレナリン
3. 夏風
4. アゲハ
5. Give Me!!!
6. アマノジャク
7. JOKER
8. hane
9. too late
10. 羅針盤

イベント情報

『矢沢洋子「Give Me!!!」レコ発LIVE~頂戴×2 もっと頂戴!!! 第1夜~』

2011年8月26日(金)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:東京都 渋谷 Shibuya Milkyway
出演:
矢沢洋子
JUNIOR
ROACH
カミヒカルス
NEW STRIKE ZIPPER
and more
料金:前売2,500円 当日3,000円(共にドリンク別)

『矢沢洋子「Give Me!!!」レコ発LIVE~頂戴×2 もっと頂戴!!! 第2夜~』

2011年8月27日(土)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:東京都 渋谷 Shibuya Milkyway
出演:
矢沢洋子
THE STARCLUB
RACHEL
THE SURF COASTERS
The Homesicks
and more
料金:前売2,500円 当日3,000円(共にドリンク別)

プロフィール

矢沢洋子

東京出身のシンガー。12歳の時にLAに移住するが、高校卒業後帰国。2008年にユニットでデビュー。2010年から本名の「矢沢洋子」名義での活動をスタートさせる。同年、ファーストアルバム『YOKO YAZAWA』を発表。ロックからパンク、ハードコア、オペラ、歌謡曲まで消化した柔軟なボーカルスタイルが魅力。2011年8月、セカンドアルバム『Give Me!!!』をリリースする。

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