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THE BOHEMIANSのオススメ、語り継がれるロックンロール5作

THE BOHEMIANSのオススメ、語り継がれるロックンロール5作

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:豊島望
2015/08/19

ロックンロールを愛し、それを体現し続けるバンド、THE BOHEMIANSが記念すべき生誕10周年を迎えた。彼らがメジャーデビューを果たした2011年の日本はロックンロールブームの最中にあって、THE BAWDIES、毛皮のマリーズ、OKAMOTO'Sらがシーンを引っ張っていたわけだが、あれから4年が経過し、ブームと呼ばれる状況は収束したものの、現在はそれぞれがポジションを確立したような印象を受ける。そんな中、THE BOHEMIANSも昨年the pillowsの山中さわおが主宰する「DELICIOUS LABEL」に加入し、充実の新作『brother, you have to wait』を完成させた。そこで今回は、ボーカルの平田ぱんだに、彼の思う「ロックンロールの5枚」を選んでもらい、その魅力を存分に語ってもらう企画を実施。そこから浮かび上がってきたのは、持たざる者に勇気を与える、開き直りの美学だった。さあ、ロックンロールの話をしよう。

今ってある意味ロックンロールリスナーにとっては幸せな状況だと思います。

―THE BOHEMIANS、生誕10周年おめでとうございます。まずざっくりと訊いてしまうと、どんな10年でしたか?

平田:うーん……ただ過ぎ去ったって感じですね(笑)。10年もやってきたことに、最近気づいたんですよ。うちのマメなギタリスト(ビートりょう)が、最初のライブの売り切れずに残ったチケットを出してきて、そこに2005年4月18日って書いてあって。それで「今年、生誕10周年じゃん」って。

―CINRAでは2011年のメジャーデビュー時に1度インタビューをさせていただいていて、あの頃っていうのは、ロックンロールがブームになっていた時期でしたよね。

平田:僕らのデビューと同時に毛皮のマリーズ(現・ドレスコーズの志磨遼平がボーカルを務めていたバンド)が解散しちゃったので、今日本でロックンロールが売れていないのは毛皮のマリーズのせいですよ(笑)。トップランナーになったら続けないとダメです。トップランナーがやめたら、そこで終わっちゃうから。僕らにとってデビューの年だったのに……。

―まあ、ブームと言える時期が去ったとはいえ、もちろん今も活動を続けてるバンドはたくさんいるし、新しいバンドも確実に出てきているとは思うんですね。平田さんは、今の日本のロックンロールを巡る状況をどう見ていますか?

平田:ロックンロールって長く続くものじゃなくて、一瞬の輝きみたいなものなんですよ。それが繰り返されてきただけというか。今は一時期より流行ってない分、「僕が一番ロックンロール好きだ」って優越感を感じられますよね。キッズにとっては「僕はあいつらの知らないめっちゃかっこいい音楽を知ってる」って感じられるのがいいんですよ。だから、今はある意味ロックンロールリスナーにとって幸せな状況だと思います。

平田ぱんだ
平田ぱんだ

―THE BOHEMIANSとしてはブームの中にいた実感がありますか? それとも、当時からそれを横目で見てるような感じだった?

平田:僕たちはバンドを始めたのが遅かったし、当時は僕らがバンドを始めた年齢よりも下のやつらがピックアップされてたんですよね。だから、「僕らに光が当たることはないのかな」って思ってたらデビューの話が来て、「やっと仲間に入れてもらえる」と思ったら、もう次の年には終わってた、って感じです。みんな4つ打ちになってて、「あれ?」っていう(笑)。

―いわゆる「ダンスロック」のブームに変わっていたと。でも、今年はTHE LIBERTINES(イギリス出身、2000年代前半のガレージロックリバイバルを牽引したバンドの1組)が11年ぶりの新作を出すじゃないですか? あれでまたロックンロールが盛り上がるかもなって。

平田:ああ、まだ予約してないや。来日したら盛り上がるでしょうね。僕、何にかえても行きますよ。10年以上前、THE LIBERTINESが地元の近くでライブをやってたのに見逃したことを今でも後悔してるんです。ピート(・ドハーティ。THE LIBERTINESのギターボーカル)のあのオシャレさは何なんでしょうね? 僕が「服は人からもらうもの。もらったものだけで、いかにオシャレになるか」って思ってるのは、ピート・ドハーティイズムです。

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リリース情報

THE BOHEMIANS 『brother, you have to wait』(CD)
THE BOHEMIANS
『brother, you have to wait』(CD)

2015年8月19日(水)発売
価格:2,500円(税込)
BUMP-048

1. male bee, on a sunny day. well well well well!
2. sunday free irony man
3. a cinematic guy
4. hello, tender 0 year
5. so happy go lucky!
6. tom the new old
7. クーソーサーカス
8. I don't wanna be your man
9. ひとりぼっちのあいさつ
10. bohemian boy

イベント情報

『ten years old diamond clash tour 2015 ~兄弟、時を待て!編~』

2015年9月23日(水・祝)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:東京都 渋谷 TSUTAYA O-EAST
出演:
THE BOHEMIANS
THE PREDATORS
Scars Borough

2015年9月27日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:宮城県 仙台 LIVE HOUSE enn2nd
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月4日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:北海道 札幌 BESSIE HALL
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月9日(金)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:福岡県 Queblick
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月11日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:岡山県 PEPPERLAND
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月12日(月・祝)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:大阪府 梅田 Shangri-La
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月18日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
会場:新潟県 GOLDENPIGS BLACK STAGE
出演:THE BOHEMIANS

2015年10月23日(金)OPEN 18:15 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋 CLUB UPSET
出演:THE BOHEMIANS

2015年11月6日(金)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:東京都 渋谷 WWW
出演:THE BOHEMIANS

料金:各公演 前売3,240円(ドリンク別)
※9月23日公演のみ前売4,860円

プロフィール

THE BOHEMIANS(ざ ぼへみあんず)

平田ぱんだ(Vo)、ビートりょう(Gt)、星川ドントレットミーダウン(Ba)、本間ドミノ(Key)、千葉オライリー(と無法の世界)(Dr)からなる5人組ロックンロールバンド。2005年、山形県山形市にて結成。2011年、メジャーデビューアルバム『憧れられたい』を発表。2013年春、セルフマネージメントレーベルで活動開始。2014年1月、デリシャスレーベル加入。そして2015年今年、生誕10周年を迎えたTHE BOHEMIANS。最新作『brother, you have to wait』を8月19日にリリース。

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