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KEYTALKが「ライブの時代」を勝ち上がっていった理由を語る

KEYTALKが「ライブの時代」を勝ち上がっていった理由を語る

『ビクターロック祭り2017』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:豊島望 編集:山元翔一

KEYTALKが通算4作目となるニューアルバム『PARADISE』を完成させた。2015年10月に日本武道館でのワンマンを成功させ、その後もツアーとリリースを繰り返し、その熱量がそのまま凝縮された17曲入りの大作に仕上がっている。メジャーデビューから約3年が経過し、より若い世代も台頭してきた状況にあって、彼らのここまでの歩みを改めて検証することは、意味のあることではないかと思う。

そこで、今回はギターの小野武正に単独インタビューを敢行。ライブではステージを駆け回ってオーディエンスを盛り上げるお祭り番長だが、同時にスポークスマン的な立場を担い、バンドや音楽シーンを冷静に見つめる、非常にチャーミングな人物である。彼がメディアに単独で登場することは珍しく、その意味でも貴重なインタビューだと言えよう。

また、アルバムリリースの3日後、3月18日には幕張メッセで開催される『ビクターロック祭り2017』に出演。Dragon Ash、KREVA、サカナクションから、雨のパレード、夜の本気ダンス、never young beachといった若手までが一堂に会するなか、ライブバンドとして定評のあるKEYTALKはどう臨むのかについても、じっくり話してもらった。

今はライブシーン全体が開けてる印象がありますよね。Suchmosとかを見ていると、そこへのカウンターだなと感じたりもするんです。

―メジャーデビューからは3年以上が経過しましたが、ここまでどんな3年だったと言えますか?

小野:インディーズのときよりも不特定多数の方に聴いてもらえる機会が増えたことで、一人ひとりがそこを意識して前向きに変わっていった3年だったと思います。僕らは、最終的には「四人でいい音楽を作る」っていうところありきですけど、音楽を伝えるための手段はひとつじゃないと思うので、より多様な人を対象に考えたときに、今の方が昔に比べてよりオープンマインドになっているのは、振り返ってみると感じますね。

小野武正(KEYTALK)
小野武正(KEYTALK)

―その「伝えるための手段」のひとつとして、KEYTALKのなかで軸になっているのが「ライブ」ですよね。

小野:「ライブが大事」っていうのはわざわざ考えるまでもないというか、曲を作って、ライブをするっていうのは、バンド活動として当たり前すぎて、特別意識的というわけではなかったですね。朝起きて、トイレして、ご飯食べて、夜寝る前に歯を磨くくらい自然なことで。でも、いろんなメディアの方に取り上げてもらったり、大きいイベントに出させてもらったりして、徐々に意識するようになったかもしれない。

―確かに、バンドにとってライブが大事なのは言うまでもないことだけど、2010年代に入って、「ライブの時代」「フェスの時代」と言われるようになって、そのなかで改めてピックアップされたような感じはありますよね。

小野:もっとさかのぼって考えると、僕らがバンドを始めたての2007年や2008年くらいのライブシーンって、今と全然違ったじゃないですか? あのころは内に向かうパフォーマンスをするバンドが多くて、それがめちゃめちゃかっこよかった反面、どこか閉鎖的なイメージもあって。僕はそんななかで高校から大学にかけてバンド活動をして、リスナーからプレイヤーになるにあたって、当時のライブシーンに対するカウンター意識はありましたね。

小野武正(KEYTALK)

―閉鎖的な雰囲気に対して、もっとオープンであろうとしたと。

小野:自分はその方が面白いと感じて、そうやって活動を続けてきて、今はライブシーン全体が開かれてる印象がありますよね。女子中高生がロックバンドの音楽をこぞって聴くようなポピュラリティーを獲得して、僕らが始めたころとは真逆の状況になっている。で、そうなってくると、またそのカウンターが起きるんですよね。Suchmosとかを見ていると、そう感じたりもするんです。まあ、そういうカウンターの繰り返しなのかなと思います。

四人で好きな音楽をやるっていうことを前提に、変化を楽しんできた。

―実際、ライブの空気をオープンなものにするためには、どんなことを大事にしてきましたか?

小野:最初は単純に自分たちがかっこいいと思うことをやっていました。最初はお客さんもなかなかノってくれないんですけど、だからといって盛り上がるように楽曲を作り変えるんじゃなくて、もともと自分たちがかっこいいと思ってやっている曲に、パフォーマンスを加えることで盛り上げるんです。

小野:そうやって、お客さんが盛り上がるようになると、そのうち僕らがパフォーマンスをしなくても、自然に盛り上がるようにシフトチェンジしていく。最初から「盛り上げるためには」って考えるんじゃなくて、その都度その都度に音楽的な、精神的なせめぎ合いがあって、その繰り返しを積み重ねてきたうえで今があるんです。

―KEYTALKの「ライブが楽しいバンド」というイメージを決定づけたのは“MONSTER DANCE”(2014年)だったと思います。ただ、振り切った楽曲だった分、「盛り上がり重視」と捉えられかねない、両刃の剣的な側面もあったように思うのですが、そこに関してはいかがですか?

小野:さっきの話にも通じるんですけど、最初から「盛り上がるためにはこういう曲だよね」って感じでやっていたら、それは両刃の剣というか、賭けだと思う。上手くいけばすごくいいかもしれないけど、失敗すると立ち直れないくらいダメになっちゃうというか。 僕らはもともと四人で好きな音楽をやるっていう前提があって、“MONSTER DANCE”はそのうえでのワンアクションなので、両刃ということはまったくなかったと思います。それよりも、変化を楽しんできたって感じでしたね。

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イベント情報

『ビクターロック祭り2017』

2017年3月18日(土)
会場:千葉県 幕張メッセ国際展示場

出演:
ADAM at
雨のパレード
KEYTALK
キュウソネコカミ
Xmas Eileen
KREVA
Cocco
サカナクション
四星球
竹原ピストル
DJダイノジ
どうぶつビスケッツ×PPP
Dragon Ash
never young beach
夜の本気ダンス
レキシ
ばってん少女隊
料金:前売9,180円 当日9,670円

リリース情報

KEYTALK『PARADISE』初回生産限定盤A
KEYTALK
『PARADISE』初回生産限定盤A(CD+DVD)

2017年3月15日(水)発売
価格:4,104円(税込)
VIZL-1123

[CD]
1. Summer Venus
2. ASTRO
3. ダウンロードディスコ
4. MATSURI BAYASHI
5. パラサイト
6. HELLO WONDERLAND
7. 秘密
8. 森羅万象
9. HOROBIRO
10. Love me
11. STAY
12. Combat Song
13. boys & girls
14. story
15. ミルクティーは恋の味
16. スターリングスター
17. Oh!En!Ka!
[DVD] 『KEYTALKワンマンツアー 3年K組お祭り先生~「先生!義勝君の給食費がありません!」~ 2016.7.14 at STUDIO COAST』
・HELLO WONDERLAND
・sympathy
・Combat Song
・KARAKURI夢ドキュメント
・night focus
・YGB
・赤いサイコロのMAYAKASHI
・boys & girls
・wasted
・MATSURI BAYASHI
・One side grilled meat
・MONSTER DANCE
・URAMEKI SUMMER
・桜花爛漫

リリース情報

KEYTALK『PARADISE』初回生産限定盤B
KEYTALK
『PARADISE』初回生産限定盤B(CD+DVD)

2017年3月15日(水)発売
価格:4,104円(税込)
VIZL-1124

[CD]
1. Summer Venus
2. ASTRO
3. ダウンロードディスコ
4. MATSURI BAYASHI
5. パラサイト
6. HELLO WONDERLAND
7. 秘密
8. 森羅万象
9. HOROBIRO
10. Love me
11. STAY
12. Combat Song
13. boys & girls
14. story 15. ミルクティーは恋の味
16. スターリングスター
17. Oh!En!Ka!
[DVD]
・『KEYTALK Activity Report Documentary 2016』

リリース情報

KEYTALK『PARADISE』通常盤
KEYTALK
『PARADISE』通常盤(CD)

2017年3月15日(水)発売
価格:3,132円(税込)
VICL-64718

1. Summer Venus
2. ASTRO
3. ダウンロードディスコ
4. MATSURI BAYASHI
5. パラサイト
6. HELLO WONDERLAND
7. 秘密
8. 森羅万象
9. HOROBIRO
10. Love me
11. STAY
12. Combat Song
13. boys & girls
14. story
15. ミルクティーは恋の味
16. スターリングスター
17. Oh!En!Ka!

イベント情報

『KEYTALK 4th AL「PARADAISE」発売記念フリーライブ「代々木でリリパパパラダイス」』

2017年3月29日(水)
会場:東京都 代々木公園野外ステージ
※雨天決行(荒天中止)

イベント情報

KEYTALK 横浜アリーナ公演

2017年9月10日(日) 会場:神奈川県 横浜アリーナ 料金:5,400円

プロフィール

KEYTALK(きーとーく)
KEYTALK(きーとーく)

2009年7月に小野武正(Gt)、首藤義勝(Vo,Ba)、寺中友将(Vo,Gt)、八木優樹(Dr,Cho)で結成。2010年7月、1stミニアルバム『TIMES SQUARE』をリリース。プロデューサーにFRONTIER BACKYARDのTGMX aka SYUTARO TAGAMI氏を迎え、現在進行するZERO世代の若者たちが放つ四つ打ちダンスロック / パンク / ギターポップジャズ / フュージョンを近未来系に再構築したデビューミニアルバムとなった。2015年10月、キャリア初となる日本武道館単独公演を開催。2017年3月15日、メジャー4作目となるフルアルバム『PARADISE』をリリースする。

関連チケット情報

2018年2月24日(土)
MTV LIVE MATCH
会場:パシフィコ横浜 国立大ホール(神奈川県)
2018年3月2日(金)〜3月3日(土)
KEYTALK/04 Limited Sazabys
会場:クロスランドおやべ メインホール(富山県)
2018年4月28日(土)〜4月29日(日)
ARABAKI ROCK FEST.18
会場:みちのく公園北地区 エコキャンプみちのく(宮城県)
2018年5月4日(金)〜5月6日(日)
JAPAN JAM 2018
会場:千葉市蘇我スポーツ公園(千葉市中央区)(千葉県)
2018年5月11日(金)〜7月1日(日)
KEYTALK
会場:Quarter(青森県)
2018年5月22日(火)
KEYTALK
会場:金沢EIGHT HALL(石川県)
2018年5月26日(土)〜5月27日(日)
TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018 - METROCK
会場:新木場・若洲公園(東京都)
2018年6月7日(木)
KEYTALK
会場:SOUND SHOWER ark(静岡県)
2018年6月23日(土)
KEYTALK
会場:Zepp Sapporo(北海道)

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