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フレデリックが振り返る、「透明だったころ」の純粋な気持ち

フレデリックが振り返る、「透明だったころ」の純粋な気持ち

キリンレモン
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:鈴木渉 編集:川浦慧

(ワールド記念ホールは)自分たちがこれまで作り上げてきたものを、いい意味でもう一度透明にするための始まりかなって。(健司)

—高橋くんの「透明な時代」はいかがでしょう?

高橋:僕は中学で独学でドラムを始めたから、何が正しくて、何が間違いかもわからなかったんですけど、でもそのときにしかできないことが確実にあったと思うんです。

ミュージシャンはみんなそうだと思うんですけど、ある程度カタチになってくると、「透明だったころ」をまた目指したくなるというか。知識や技術が身につくことで、自分の色が出てくるわけですけど、初期衝動っていうか、ホントに純粋に「聴いた音にただ体が反応するだけ」みたいな演奏からは離れていくんです。

—確かに、そうなりますよね。

高橋:なので、今は逆にそこを目指す部分が少なからずあって、ようやくそれをフレデリックで体現できるようになってきたというか、また透明なところにバンドが向かってる気がするんです。(赤頭)隆児くんも言ってたように、小さい頃の純粋に楽しむ気持ちに、一周回ってまた近づいてる気がすごくしますね。

高橋武
高橋武

—最初に康司くんが「フレッシュさを求めてた」って言ってくれてたのは、アリーナ公演を控えて、透明なところに戻ろうとしてるってことなのかもしれないですね。

健司:自分たちがインディーズの頃から見てくれてる関係者の方もたくさん来てくださると思うので、その人たちに会うだけで、当時の自分たちを思い出すと思うんですよね。それこそ、透明だった頃というか。

だからこそ、そういう地で初めてのアリーナをやるっていうのは、自分たちがこれまで作り上げてきたものを、いい意味でもう一度透明にするための始まりなのかなって。4月30日が過ぎたら、きっとまた次の新しい一歩が踏み出せるんやろうなって感じてます。

三原健司
三原健司

—当日はどんなライブにしたいですか?

健司:年明けまで全国ツアーを回ってたんですけど、その中で感じたのは、日本全国いろんなところにフレデリックを好きな人がいてくれて、その人たちを自分たちにとっての大事な場所である神戸にちゃんと連れていきたいなと思っていて。

もちろん、「みんな来てくれ」って話じゃなくて、全国を一か所一か所回って、経験したこと、話したこと、見てきた景色、そういう全部をちゃんと気持ちとして神戸に持って行きたい。なので、4月30日はもちろん大事な一日になると思うんですけど、今は前しか見ていないので、よりこの先を見せられるようなライブをしたいと思いますね。

左から:赤頭隆児、三原健司、三原康司、高橋武

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2018年4月30日(月・祝)
会場:兵庫県 神戸ワールド記念ホール

プロフィール

フレデリック
フレデリック

三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟と、赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成されるロックバンド。ユーモアに富んだ歌詞と中毒性の高い楽曲が話題となる中、MASH A&Rオーディション初年度の特別賞を受賞。昨年2017年、メジャー1stフルアルバム「フレデリズム」をリリースし、どのシーンにも属さない「オンリーワン」の楽曲とそのスタンスに注目が高まっている。

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