特集 PR

POLYPLUSを詳しく知る。fcp、Calmera、175Rらが新バンド結成

POLYPLUSを詳しく知る。fcp、Calmera、175Rらが新バンド結成

POLYPLUS『release』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:Bun(ナカヤマフミコ) 編集:矢島由佳子

YUKI:クラブジャズシーンのトップランナー・JABBERLOOPのベーシスト

YOSHIAKIとの新バンド結成を思い立ったTSUUJIIがまず声をかけたのが、JABBERLOOPのベーシストYUKIだった。2004年に京都で結成されたクラブジャズシーンのトップランナーであり、Calmeraの主催イベント『JAZZ A GO GO』にbohemianvoodoo、TRI4THらとともに参加するなど、TSUUJIIとは盟友と言っていい関係性である。

YUKI(Ba):7~8年前くらいにJABBERLOOPが初めてクアトロツアーをやったとき、大阪ではゲストとしてCalmeraに出てもらって、そこからの付き合いですね。ちょうどTSUUJIIがCalmeraに入ったくらいの時期だったと思います。今回誘ってもらったときも、楽しそうな匂いしかしなかったから、「おー、やろうやろう!」って感じですぐに返事をしました。

僕にとってのPOLYPLUSは、母体のバンド(JABBERLOOP)ではチョイスしない選択肢をチョイスできる場。十何年同じバンドをやってると、「これはJABBERLOOPじゃない」とか、いろんな鎧を着ていってしまうんですけど、それを脱いだ状態で始められる。音楽に正解も不正解もないけど、普段は「こっちが正解やな」って思うほうを選んでしまうのに対して、POLYPLUSだったら「不正解かもしれへんけど、面白そうやな」ということに果敢に挑めるのが面白いんですよね。

YUKI

YUKI
YUKI

Gotti:玄人も唸らせるブラックミュージック系ギタリスト

TSUUJIIが「実はメンバーのなかで一番古い付き合い」というのがギタリストのGotti。TSUUJIIとはもともと大学のジャズ研つながりで、2017年までCalmeraのメンバーだった「いがっちょ」こと西井啓介を通じて知り合い、この3人でMarine Sparrow Trioとしても活動していた。2014年にはR&Bを主体としたバンドNeighbors Complainを本格始動させ、昨年1stアルバム『NBCP』を発表すると、今年は『METROCK』の大阪編への出演が決定するなど、SuchmosやNulbarichに続くバンドとして急速に注目を集めている。

Gotti(Gt):ある日TSUUJIIから電話がかかってきて、「バンドをやろうと思ってる」って聞いたときは、正直びっくりしました。他のメンバーは東京で、関西に住んでるのは僕一人だったので、最初は「東京には上手いギタリストいっぱいおるし、なんなら紹介するよ」みたいなことを言ったんです。でも「Gottiさんでいきたいんです」って言ってくれて、そんな嬉しいことはないなと思って、半泣きになりながら(笑)、「ぜひやらせてほしい」って言いました。

もともと10年前くらいはジャズ系のシンガーのバックをやったり、セッション系のことをやっていたんですけど、R&Bとかソウルミュージックがどんどん好きになっていって、自分の好きなもの一本でやるか、いろいろなことを並行してやるか、すごく迷っていたんです。でも「自分はR&B / ソウルのギタリストだ」って決めて、今はそこを軸に活動しています。ちゃんと技術で世界に通用するギタリストになりたいですね。

Gotti

Gotti
Gotti

MELTEN:ドラマの劇伴などでも引っ張りだこのなか、POLYPLUSだけの面白さを見出す

当初TSUUJIIは「大所帯バンドのCalmeraとは逆をいこう」という発想から、4人編成を想定していたそうだが、『JAZZ A GO GO』の打ち上げをきっかけに、最後のピースとしてMELTENが加入した。YUKIとともにJABBERLOOPのメンバーとして活動する一方、2011年に「現代版ジャズロック」を掲げてfox capture planをスタートさせ、『CDショップ大賞』のジャズ部門など、数多くの賞を獲得。近年ではテレビドラマ『カルテット』を筆頭に、話題作の劇伴を数多く手掛け、4月からはフジテレビの月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の劇伴を担当することも発表されている。

MELTEN(Key):「バンドをすでに2つやってて、これ以上できるのかな?」という不安もちょっとはあったかもしれないけど、直感的に「TSUUJIIとやったら面白い」と思ったんです。「バンドやりましょう」って言いながらも、話が流れることってよくあるけど、TSUUJIIは推進力があって、実際にイニシアティブをとって引っ張ってくれたから、今の形にまでなったんだと思います。

POLYPLUSの面白さは、すごく自由度があるところ。こういうワンホーンのバンドって、意外と少ないですからね。CalmeraやJABBERLOOPのホーンセクションは、ラグビーのスクラムみたいなかっこよさがあるけど、勝手なプレイはできない。あとYOSHIAKIくんとかGottiは僕らの界隈にはいないタイプのプレイヤーだから、いい化学反応が起こっていて、ゼロ年代のクラブジャズとかジャズファンクとも違う、独特のサウンドに昇華できてるんじゃないかなと思いますね。

MELTEN

MELTEN
MELTEN

Page 2
前へ 次へ

リリース情報

POLYPLUS『release』
POLYPLUS
『release』

2018年4月1日(日)に配信リリース
価格:750円(税込)
PWT-042

1. limiter
2. ratz
3. late at night

POLYPLUS
『release』(CD)

2018年4月10日(火)発売
価格:1,080円
PWT-042

1. limiter
2. ratz
3. late at night

プロフィール

POLYPLUS
POLYPLUS(ぽりぷらす)

2014年9月結成の5人組インストセッションバンド。メンバー各々がそれぞれのバンドで活動する中、「フロアを躍らせるセッションを!」を合言葉に、Sax. TSUUJII(from Calmera)とDr. YOSHIAKI(from 175R)を中心に、Key. MELTEN(from JABBERLOOP/fox capture plan)、Ba. YUKI(from JABBERLOOP)、Gt. Gotti(from Neighbors Complain)が集結。その場の空気、集う人々のテンションに合わせ自由に音を紡いでいく「セッション」を大切にし、時にクールに、時にハイテンションに、ジャンルやカテゴリを飛び越えたダンサブルなサウンドを展開。高い演奏力とフロアを巻き込む空気感で観る者を魅了し、躍らせ、着実に支持を拡大中。結成4年目に突入し、次なるステージへの飛躍が期待される注目のバンド。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. 長岡亮介と巡る『隈研吾展』 ネコに教わる「心地よさ」のヒント 1

    長岡亮介と巡る『隈研吾展』 ネコに教わる「心地よさ」のヒント

  2. 美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん 2

    美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん

  3. 解体迫る中銀カプセルタワービル・カプセル保存のためのクラファン実施中 3

    解体迫る中銀カプセルタワービル・カプセル保存のためのクラファン実施中

  4. K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る 4

    K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る

  5. 別府の街に多様な人々が集う。老舗劇場に見る「生きやすい場所」 5

    別府の街に多様な人々が集う。老舗劇場に見る「生きやすい場所」

  6. セカオワFukaseが描く初絵本『ブルーノ』10月刊行、直筆サイン入り特装版も 6

    セカオワFukaseが描く初絵本『ブルーノ』10月刊行、直筆サイン入り特装版も

  7. 伊賀大介×篠崎恵美×森永邦彦 「花と服」から得られる自己肯定感 7

    伊賀大介×篠崎恵美×森永邦彦 「花と服」から得られる自己肯定感

  8. キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート 8

    キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート

  9. 中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿 9

    中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿

  10. 『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」 10

    『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」