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オンラインサロンは大学や会社を変える? 岡田一男×田中研之輔

オンラインサロンは大学や会社を変える? 岡田一男×田中研之輔

岡田パイセンのエンタメブートキャンプ
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:永峰拓也 編集:矢島由佳子

僕のなかでは「自己分析」が重視される就職活動の在り方を作ってきた企業へのアンチテーゼでもあるんですよね。(田中)

—すでに「エンタメブートキャンプ」に参加している学生さんもいらっしゃるんですか?

岡田:全体の1割くらいなので、もっと増やしたいです。やっぱり、エンタメは若い人に向けたコンテンツが多いので、若い世代の人が仲間になってほしいと思っている会社はたくさんある。でも実際には、リクルーティングがあんまり上手くいってない現実があって、みんな「いい人いない?」って言ってる状態なんですよね。だったら、学生のうちからつながりがあったほうがいいだろうと。

田中:学生でエンタメに興味がある人は、みんなアナウンサーとかになりたがるんですよ。それはそれでもちろんいいんだけど、エンタメの華やかな世界に関わるには、いろんなやり方があるわけじゃないですか? でも、それを知らないから、みんなが「女子アナ」ってなっちゃう。で、それがダメだと「ウェディング、CA」みたいに、受けるところが大体決まってるんですよ。それ以外のキャリアモデルも、もっと見せてあげたいなと思うんですよね。

左から:岡田一男、田中研之輔

岡田:手前味噌なんですけど、今一般の人の参加費は月4回以上の定例会があって5,000円弱なので、1回の飲み代だと思えば、すごくリーズナブルだと思うんです。意識の高さ低さ問わず、好奇心のある人にぜひ来てもらいたいです。

これからは情報を持ってるか持ってないかでいろんな格差がどんどん大きくなる時代だからこそ、ネットワークと知識が身を助けると思います。学生のうちだったら特に、みんな親切にいろんなことを教えてくれますしね。

田中:学生を見ていてひとつ決定的に問題だと思うのが、大学から社会に移行することを「Transition」って言うんですけど、そのためになにをしているかって、多くの学生が就職試験に突破するためのテクニカルな準備しかしてないんです。就活塾とかダブルスクールでエントリーシートの書き方を習うとか、そんなの意味ないんですよ。

そうじゃなくて、すでに社会のなかにいる人たちの経験から学ぶことが大事なんです。それを持っていれば、エントリーシートの文章が多少下手でも、面接で上手くしゃべれなくても、絶対に就職試験に通る。今の就活の勝ち方って明確だから、みんなテクニカルな準備のほうにいっちゃうけど、そんなのやめちゃって、岡田さんの「エンタメブートキャンプ」に行ったほうが絶対いいですよ。

岡田:「自己分析より業界分析」ってことですよね。

田中:そうなんです。だったら、オンラインサロンの人たちと2時間でも一緒にいることのほうが、よっぽど有意義だと思う。それはエンタメもそうだろうし、他の業界でもそうだと思うから、学生にはそういう動き方をしてほしい。僕のなかでは「自己分析」が重視される就職活動の在り方を作ってきた企業へのアンチテーゼでもあるんです。

「岡田パイセンのエンタメブートキャンプ」
「岡田パイセンのエンタメブートキャンプ」(詳細を見る

純粋にみんながより仕事をしやすくなって、より楽しくなればいいですよね。(岡田)

—田中先生は今後のオンラインサロンの可能性について、どのようにお考えですか?

田中:私は「ソフトバンクアカデミア」に外部一期生として在籍していたんですけど、今って「アカデミア」と学校っぽく設計するか、「オンラインサロン」とカフェっぽく設計するか、コミュニティーデザインの手法としてこのふたつの流れがあって、岡田さんはサロン的な柔らかさを選んだということだと思うんです。

で、今後企業が作るオープンイノベーションツールとしての「アカデミア」を、「オンラインサロン」が食っていくみたい流れになったら、面白いなと思っています。オンラインサロンのほうが、創造性と破壊性を持ってる気がする。で、岡田さんはこのキャラでしょ? なにかやりそうじゃないですか?(笑)

岡田:いやいやいや(笑)。

田中研之輔
岡田一男

田中:既存のナレッジを壊していくコミュニティーの歴史的な分析ってあって、結構こういう感じなんですよ。大学のように組織化しすぎちゃうと、オープンな知は出にくくもなる。そうではなくて、フワッとしているんだけど、そこにいる人たちはいろんな知識や経験を持ってるから、「できちゃった」みたいな。だから、「エンタメブートキャンプ」は傍から見てて他のオンラインサロンとちょっと違うというか、革命感を感じます(笑)。

岡田:目的意識が「エンタメ」というのもありますしね。

田中:そうそう。経沢(香保子)さんとか西野(亮廣)さんとかもやってますけど、それらは基本的に「人」についてるのに対して、岡田さんの場合はまず「エンタメ」がある。「ホリエモンに学びたい」と「エンタメをよくしたい」だと、集まってくる人も違うと思いますし。

—岡田さんとしては、「エンタメブートキャンプ」の将来像についてどのようにお考えですか?

岡田:すでに、参加者同士で新しい仕事が生まれてきているみたいなんですよね。なので、これからのエンタメや新しいサービスを担うような人たちが、どんどん増えればいいなと思います。純粋にみんながより仕事をしやすくなって、より楽しくなればいいですよね。自己投資としてはリーズナブルだと思うので、一度実際に入ってもらえると嬉しいです。

田中:「キャンプがふたつ出会った」って、やっぱり面白いと思うんです。「ハードコアなんだけど、でも柔らかい」みたいな「エンタメブートキャンプ」と、10年やってきた「TTC」が偶然出会って、「さあ、どうなる?」っていう。こういうことはなかなかないと思うから、これからがすごく楽しみですね。

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プロジェクト情報

『岡田パイセンのエンタメブートキャンプ』
『岡田パイセンのエンタメブートキャンプ』

目まぐるしく変化するエンタメ業界。エンタメ業界とIT業界との協業も増えて、今までの常識がなかなか通用しなくなってきている昨今。新兵に戻った気持ちでこれからのエンタメ業界について一緒に考えて成長していくサロンです。

イベント情報

『岡田パイセンのエンタメブートキャンプ定例会』

2018年9月26日(水)
ゲスト:SKY-HI、箕輪厚介

2018年10月2日(火)
ゲスト:陳暁夏代

2018年10月16日(火)
ゲスト:明石ガクト

2018年10月24日(水)
ゲスト:ぼくのりりっくのぼうよみ

2018年11月25日(日)
ゲスト:一条ヒカル

2018年11月26日(月)
ゲスト:小林司

プロフィール

岡田一男(おかだ かずお)

1979年東京都出身。音楽、エンタメを地域活性化、社会貢献などへ繋げる新しいサービス開発に取り組む。2002年、エイベックス株式会社に入社。2011年に独立し、株式会社ハレバレを設立。2016年株式会社CAMPFIREに執行役員として入社。音楽アニメ漫画ゲーム、ソーシャルグッド、ファッション、フード、地域活性化などの全営業チームと広報/PRの責任者、株式会社CAMPFIRE MUSIC代表取締役副社長、株式会社エクソダス取締役など歴任。2016年より株式会社Candee社長室室長。2018年よりこれまでIT化していない産業を中心とした新規事業設計からシステム開発、サービス運営まで一気通貫で行う株式会社GANGIT取締役。

田中研之輔(たなか けんのすけ)

博士(社会学)。1976年生まれ。法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(社会学)。一橋大学大学院社会学研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員(DC2・PD:一橋大学・SPD:東京大学)を経て、メルボルン大学、カリフォルニア大学バークレー校で客員研究員をつとめる。著書に『先生は教えてくれない大学のトリセツ』、『先生は教えてくれない就活のトリセツ』、『ルポ 不法移民』、『覚醒せよ、わが身体。』、『丼家の経営』、『都市に刻む軌跡』、『走らないトヨタ』他多数。訳書に『ボディ&ソウル』、『ストリートのコード』など。一橋大学・慶應大学・早稲田大学・立教大学・デジタルハリウッド大学他でも兼任講師を歴任。

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