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CHAIが語る、海外のステージに立つ中で感じる緊張、課題、自信

CHAIが語る、海外のステージに立つ中で感じる緊張、課題、自信

Honda
インタビュー・テキスト・編集
矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
撮影:山本佳代子

体力的には大丈夫なんだけど、精神的に「マジでライブできないわ」って思う瞬間があった。(カナ)

―この先CHAIから生まれてくる、自分たちが納得できる音楽というのは、どういうものになりそうですか? 言語化するのはすごく難しいものだとも思うんですけど。

マナ:今の環境は、いろんな国の、いろんな人が、いろんなことを言ってくれて、思うこともたくさんある。でもCHAIは、個性は明らかにあるから。そこは明らかに強いから。次は、普段聴く音楽を作ることなんだと思う。いつでもすぐ横にあるような音楽を作りたい、という感じかな。

―なるほど。飛び道具的な曲というよりかは。

マナ:そういう曲もほしいんだけどね(笑)。バランスを取りたい。

ユウキ:そうね。日常に新しいものが入っていけるようなものがいいよね。ショーでも、新しい見せ方がいろいろできるといいよね。

左から:ユナ、ユウキ、カナ、マナ

カナ:今感じてることで言うと、この1年、本当に時間も余裕もなくて。「あれ? 昨日は日本にいたのにもう海外か」みたいな日々が1年続いたから、正直疲れたの。疲れたけど、時間に余裕がないということが、私たちにとっていいことでもあり悪いことでもあると感じて。

なんていうかな……海外に行けば行くほど、めちゃくちゃ感激、感動はする。だけど帰ってくると、空っぽになってる私たちがいて。それですごい不安になったり。

マナ:でもね、だからこそ生まれたの、さっき言った気持ちが。フウってなった瞬間の音楽がほしくなったの。空っぽのときに想う音楽があるの。自分たちがいつも激しい音楽をやってるからなおさら(笑)。

カナ:マジ疲れたって思ったから。あ、もうダメだと思って。体力的には大丈夫なんだけど、精神的に「マジでライブできないわ」って思う瞬間があった。

海外のミュージシャンは毎日のようにライブをやるからステージが日常になってるけど、私たちにとってライブは日常じゃなかったから、それを日常に変えるのが最初は難しかったの。どんどんそれが日常の生活になっていって、で、日本に帰ってくると「空っぽだな」ってなるんだよね。

左から:カナ、マナ
左から:カナ、マナ

マナ:運動会が終わったあとみたいな感じがずっと続いてるの。

カナ:そうだね。ただ、そういうときに生まれる音楽があるんだなって思ったから、今作りたい欲がすごいある。

マナ:自分がそういう音楽を欲してるんだと思う。

ユウキ:1年やってきたから思えたことだね。

マナ:うん、だからすごく前向きになってる。

左から:カナ、ユナ、マナ、ユウキ

―ちなみに、なんで金髪に染めたんですか?

ユウキ:似合うよね? それだけです!

マナ:なんか、ここ(顔の周り)に黒があるのが嫌だった。めっちゃ変な考えなの、よくわかんないよね?(笑)

カナ:たまたまね、マナとユウキが同時に金髪にしたの。

ユウキ:そう、同じタイミングでね。

マナ:ちょうどよかったの。

―これは私の勝手な解釈ですけど……音楽で、世界で戦おうとしたときに、日本人であることをアイデンティティにするのも大事ではあるけれど、まずはどれだけいい音楽を作るかが大事なわけじゃないですか。だって、聴き手は韓国が好きだからBTSやBLACKPINKを聴くわけじゃないし、アイスランドのオリジナリティがあるからってビョークを聴くわけじゃないし。

マナ:まさにそう。

ユウキ:そうだよね~。本当にそうだ。ビョークはビョーク、だもんね。それすごい大事。

―3年前のインタビューでは、日本人らしさを大事にしたいという話をしてくれてたけど、自分たちがリアルに世界で音楽を届けるようになって、日本人らしくあることとか黒髪であることは一回取っ払って、とにかくかっこよくて新しい音楽を作るぞという意識になっていることの表れなのかなと思いました。

ユウキ:たしかにそれはそうだね。日本代表みたいなことには別になりたくない。

マナ:そうだね、別にそこは背負ってない。

ユウキ:ね。そういうことじゃないんだよね。CHAIはCHAIとして出ていきたいね。

―次のアルバムでCHAIからどういう音やメッセージが出てくるのか、また新しいフェーズになりそうですね。

マナ:絶対新しいと思う。

ユウキ:年内にはリリースできるかなと思います!

<前編「CHAI、学生時代を振り返る。軽音部時代を語り、日本の就活を斬る」はこちらから>

CM撮影時のショット。ユウキと「Dunk(イオンブルーメタリック)、カナと「GIORNO(パールアンブラウン)」、マナと「GIORNO(ボニーブルー)」、ユナと「クロスカブ50(クラシカルホワイト)」
CM撮影時のショット。ユウキと「Dunk(イオンブルーメタリック)、カナと「GIORNO(パールアンブラウン)」、マナと「GIORNO(ボニーブルー)」、ユナと「クロスカブ50(クラシカルホワイト)」(サイトを見る

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ウェブサイト情報

「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」
「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」

今を全力で走るアーティストとHondaでスペシャルコラボミュージックビデオを制作し、前に進むみんなを応援するプロジェクト。CHAIの他、マカロニえんぴつ、雨のパレード、the peggiesが登場。

リリース情報

CHAI『NO MORE CAKE』
CHAI
『NO MORE CAKE』

2020年3月27日(水)配信

イベント情報

『CHAI JAPAN TOUR 2020「Ready Cheeky Pretty CHAI」』

2020年5月30日(土)
会場:大阪府 梅田CLUB QUATTRO
出演:
CHAI
長岡亮介

2020年5月31日(日)
会場:愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
出演:
CHAI
中村佳穂 TRIO

2020年6月13日(土)
会場:東京都 渋谷CLUB QUATTRO
出演:
CHAI
Homecomings

2020年6月14日(日)
会場:東京都 渋谷CLUB QUATTRO
出演:
CHAI
崎山蒼志

プロフィール

CHAI
CHAI(ちゃい)

ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組、「NEO - ニュー・エキサイト・オンナバンド」、それがCHAI。2017年1stアルバム『PINK』が各チャートを席捲、音楽業界を超え様々な著名人からも絶賛を受ける。2018年には日本テレビ系『バズリズム02』の「コレはバズるぞ2018」1位、『第10回CDショップ大賞2018』入賞など、各所より高い評価を得る。3rd EP『わがまマニア』はApple Music/ iTunesオルタナティブランキング1位を獲得。海外の活動も活発で、2018年2月にアメリカの人気インディーレーベルBURGER RecordsよりUSデビュー、8月にイギリスの名門インディーレーベルHeavenly RecordingsよりUKデビューを果たし、4度のアメリカツアーと、2度の全英ツアー、アメリカ、ヨーロッパ各国のフェスへの出演、中国・香港・台湾・韓国などアジアツアーも果たす。2019年2月13日にはタイアップ曲など話題曲満載の2ndアルバム『PUNK』をリリースし、世界の音楽ファンから最も信頼を受ける。音楽サイトPitchforkで8.3の評価を得たのを筆頭に、様々な音楽サイトで軒並み高評価を獲得し、アメリカ、UK / ヨーロッパ、日本を回る初のワールドツアーを大成功に収める。また2020年1月には世界的なスターMac DeMarcoのオーストラリアツアーのサポートアクト、1月から2月にかけては世界から絶賛されているUSインディーバンドWhitneyのサポートアクトに抜擢される。彼女たちに触れた君の21世紀衝撃度No.1は間違いなく「NEOかわいい」バンドCHAIだよ!

関連チケット情報

2020年5月30日(土)
CHAI
会場:梅田クラブクアトロ(大阪府)
2020年5月31日(日)
CHAI
会場:名古屋クラブクアトロ(愛知県)

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