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the peggiesは明るい、楽しいだけじゃない。大人の階段を上るまで

the peggiesは明るい、楽しいだけじゃない。大人の階段を上るまで

Honda
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:玉村敬太 編集:石澤萌(CINRA.NET編集部)

前に進む10~20代の若者を応援するプロジェクト「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」に、マカロニえんぴつ、CHAI、雨のパレードとともに参加しているthe peggies。彼女たちは中学時代に前身バンドを結成し、高校からオリジナルを作り始めると、すぐにオーディションに優勝して、高1にしてさいたまスーパーアリーナのステージに立つという、漫画のような始まり方をしたバンドだ。しかし、高校では芸能活動が禁止されていて自由には活動できず、卒業後に満を持してインディーズデビューをするも、メジャーまでの道のりは決して簡単ではなかった。

現在24歳となった3人は、Hondaとのコラボレーションでミュージックビデオが制作された“weekend”を含む新作『アネモネEP』で、「幼さ」からの卒業を宣言する。そして、それは漫画のようなファンタジーを描くのではなく、ボーカルである北澤ゆうほが内に秘めたリアルな「弱さ」や「エモさ」をさらけ出す作業であった。

自由な生き方を選べるようになった結果、「大人と子ども」の境界線が曖昧になり、それがゆえに生きることに不安や迷いを感じる若者たちにとって、the peggiesの等身大の歩みは確かな指針になるはずだ。

高校生の頃は劣等感の塊だったけど、私も十分青春してたんだなって、今は思えます。(北澤)

the peggies(ざ ぺぎーず)<br>左から:石渡マキコ(Ba)、北澤ゆうほ(Vo,Gt)、大貫みく(Dr)<br>中学校の同級生で結成し高校時代から都内ライブハウスを中心に本格的に活動を開始。2015年11月にリリースされた『NEW KINGDOM』のリード曲“グライダー”がYouTubeの再生回数100万回を超えるなど大きな話題に。2017年5月10日に『ドリーミージャーニー』でメジャーデビュー。2019年2月、メジャー1stアルバム『Hell like Heaven』をリリース。
the peggies(ざ ぺぎーず)
左から:石渡マキコ(Ba)、北澤ゆうほ(Vo,Gt)、大貫みく(Dr)
中学校の同級生で結成し高校時代から都内ライブハウスを中心に本格的に活動を開始。2015年11月にリリースされた『NEW KINGDOM』のリード曲“グライダー”がYouTubeの再生回数100万回を超えるなど大きな話題に。2017年5月10日に『ドリーミージャーニー』でメジャーデビュー。2019年2月、メジャー1stアルバム『Hell like Heaven』をリリース。

「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」サイトより
「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」サイトより

―the peggiesは高校生でオリジナルを作り始めて、すぐにオーディションで優勝して『EMI ROCKS 2012』のオープニングアクトとしてさいたまスーパーアリーナのステージに立ったものの、学校の規則で芸能活動ができなかったそうですね。当時はなかなか本格的な活動ができないもどかしさがあったんじゃないですか?

北澤(Vo,Gt):CDのリリースはできなかったんですけど、ライブは普通にやってたし、活動をサポートしてくれる人もいたので、音楽活動に関する悩みはほぼなかったです。「高校卒業して、このまま音楽やれるのかな?」みたいな不安も正直なくて、「もちろん、やるでしょ」くらいの気持ち。

それよりも、私は友達のこととか、家族のこととか、もっと小さい世界のことで悩んでました。その悩みを払拭してくれるのが音楽だったというか。

高校を卒業した2014年にリリースした初の全国流通盤『good morning in TOKYO』

―女子高だったそうですけど、人間関係が大変だった?

北澤:私たちが通ってたのは付属で、幼稚園から一緒にいる子がほとんどだったので、世間が思う「女の戦い」みたいなのは皆無でした。

ただ単に、私が超不器用で、完全に思春期をこじらせてて、上手くいかないことが多かったんです。よくお昼休みに職員室に行って、先生とお弁当食べながら相談してました。メンバーとも学校ではそんなに交流してなかったんですけど、今思えば、メンバーがいるのは心の支えになってたんだろうなって思います。

北澤ゆうほ
北澤ゆうほ

石渡(Ba):ゆうほは結構尖ってたんで、「もしかしたら1人でやるかも」って匂わせるようなことをたまにTwitterでつぶやいたりしてて。いろんな人が止めてくれたみたいで、最終的にはそうならなかったけど、私はドキドキしながら見守ってました(笑)。

石渡マキコ
石渡マキコ

―高校の頃からthe peggiesとしてライブはやっていて、学芸大学のメイプルハウスによく出ていたんですよね。

石渡:ライブハウスで憧れの先輩とたくさん出会えて、それは女子高の中では出会えないような人たちばっかりだったから、「私たちもああなりたい」と思ったし、いろいろ刺激をもらってましたね。

私はThe SALOVERS(2008年結成、2015年に無期限活動休止になったロックバンド)がすごく好きで、フルくん(古舘佑太郎、The SALOVERSのVo,Gt)の弾き語りをメイプルハウスへ観に行ったときに、音楽に対して強い愛を持ってるあのフルくんが、MCで「この1年は本当につらくて、音楽やめようと思った」って言ってて。そのときは、フルくんみたいな人でもやめたくなることがあるんだって、不安になりました。

―The SALOVERSは解散しちゃったけど、それでも古舘くんは2を結成して、ああやって続けてる姿には勇気をもらいますよね。

大貫(Dr):2のギター(加藤綾太)とベース(赤坂真之介)の人が前にやってたバンド(ポニーテールスクライム)もライブハウスの先輩で、ワンマンは毎回行ってたし、the peggiesが初めて2マンをした相手もそのバンドなんです。

大貫みく
大貫みく

北澤:もともとそういう人たちがメイプルハウスでライブをやってるのを観に行ってて、「私たちもあそこに出たい」って、ずっと憧れてたんです。実際に出させてもらえるようになってからは、そこでコミュニティが広がったし、レコード会社の人とも知り合えて、「私たち、いい曲作ってるんだ」って自分の才能みたいなものを信じれた瞬間もあったので、人生の大事なきっかけがあの場所に凝縮されてますね。

―そういう場所があったのはすごく大きいですよね。北澤さんにとって学校は決して居心地のいい場所ではなかったのかもしれないけど、自分らしくいられる場所が他にあったから、そこで好きなことに没頭できたっていう。

北澤:そうですね。当時からずっとバンドを続けてる子はほとんどいなくなっちゃったんですけど、音楽関係の仕事についてる人もいて、何か月に1回でも会うと、「仲間だな」って思えるんですよね。高校生の頃は「私、青春できてない」って思ってて、キラキラした人たちが羨ましくて、劣等感の塊だったけど、かけがえのない仲間と出会えてたし、私も十分青春してたんだなって、今は思えます。

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ウェブサイト情報

「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」
「Honda×Music バイクに乗っちゃう? MUSIC FES.」

今を全力で走るアーティストとHondaでスペシャルコラボミュージックビデオを制作し、前に進むみんなを応援するプロジェクト。the peggiesの他、マカロニえんぴつ、雨のパレード、CHAIが登場。

リリース情報

the peggies『アネモネEP』初回生産限定盤
the peggies
『アネモネEP』初回生産限定盤(CD+DVD)

2020年4月8日(水)発売
価格:2,500円(税込)
ESCL-5380

[CD]
1. アネモネ
2. 青すぎる空
3. weekend
4. ロンリー
5. いきてる -弾き語り-

[DVD]
『the peggies tour 2019 -YELLOW- 2019.12.1 Shibuya TSUTAYA O-EAST公演』
1. DIVE TO LOVE
2. スタンドバイミー
3. マイクロフォン

the peggies『アネモネEP』通常盤
the peggies
『アネモネEP』通常盤(CD)

2020年4月8日(水)発売
価格:2,000円(税込)
ESCL-5382

1. アネモネ
2. 青すぎる空
3. weekend
4. ロンリー
5. いきてる -弾き語り-

プロフィール

the peggies(ざ ぺぎーず)

北澤ゆうほ(Vo&Gt)、石渡マキコ(Ba)、大貫みく(Dr)からなる3人組ガールズバンド。中学校の同級生で結成し高校時代から都内ライブハウスを中心に本格的に活動を開始。2015年11月にリリースされた『NEW KINGDOM』のリード曲“グライダー”がYouTubeの再生回数100万回を超えるなど大きな話題に。2017年5月10日に『ドリーミージャーニー』でメジャーデビュー。2019年2月6日、メジャーファーストアルバム『Hell like Heaven』をリリース。そのアルバムからは、ロート製薬「SKIN AQUA TONE UP UV」、TV-CMソング「マイクロフォン」、Honda「バイクに乗っちゃう?」、TV-CM出演&CMソング「そうだ、僕らは」、二階堂ふみ主演の2019年公開映画「生理ちゃん」主題歌“する”と、多くのタイアップに起用されている。

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