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安斉かれんというアーティスト。『M』で注目された21歳の真の顔

安斉かれんというアーティスト。『M』で注目された21歳の真の顔

安斉かれん『GAL-TRAP』
インタビュー・テキスト
矢島由佳子
撮影:Kay N 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)

「本当に強い人って、全部を喜べる人なんじゃないかなって思います」

―“GAL-TRAP”のミュージックビデオに出てくる大きいテディベアは、さきほどの話にもあった「昼と夜の自分」と、あと「大人と子供」を表しているそうですね。

安斉:そう、大人と子供の中間。あとベアちゃんは自分の分身でもあって、一人でいるときの飾ってない甘えたモードと、お昼の戦闘モードを、区別して表しています。

最後のほうにはショッキングなシーンが出てくるんです。引き戻そうとするシーンなんですけど、それは「大人になろうとするんだけど、いやならなくていいよって戻される」みたいな感じで。人生って、それの繰り返しだなと思ってて。表に出ていこうとしたら戻されて、って感じ。

―安斉さんにとって、大人と子供の違いってなんですか?

安斉:むずかしい!(笑)……それって、年齢の数ではないじゃないですか。私が10歳のときは20歳なんてめっちゃ大人だと思ってたけど、20歳になってみると全然子供だなって思うし。そういう感じで一生終わっていくんじゃないかなと思っちゃう。大人と子供のあいだっていうのは、一生あると思います。……わかんない、大人ってなに?(笑)

―私もいまだにわからないし、おっしゃる通り、一生成熟しないんじゃないかと思っちゃいます。

安斉:本当にわかんない。でもずっとわかんないままでいいんだと思います。

―では、安斉さんにとって「強い人」ってどんな人だと思いますか?

安斉:それもむずかしい!……なんでしょうね。本当に強い人って、全部を喜べる人なんじゃないかなって思います。たとえば、友達と好きな人がかぶって、友達に好きな人を取られたとしても、「それでも友達だから応援してあげよう」ってことができる人。僻まない人ですね。自分に余裕があるからこそ僻まないじゃないですか。悪口も言わないし。

あと、自分に自信があるというか、自分の弱さを受け入れられる人ですかね。たとえば悪口言われてキレるのって、それが図星だからじゃないですか。それも受け入れられる人は強いなって思います。

安斉かれん

「夢とか目標は、ちょっと苦手。いい意味で時代に流されまくりたいなって思ってるので」

―少し大きい質問を投げてしまいますが、21歳の安斉さんは今の時代をどういうふうに捉えてますか?

安斉:なんだろな……どう捉えてるだろ……捉えるかなあ? 逆に。「なんとかの時代は」って言うのって、時代に乗れてないから言っちゃうんだと思うんですよね。感じてないってことは、どうにか時代に乗れてるのかもしれない!(笑)

―それは的確かもしれないです。マーケティングの記事とかで「ポストミレニアル世代は~」とか言ってる人は、実はなにも実態を見れてないのかもしれない。

安斉:そうかもしれないですね……わかんないけど。全然悪口じゃないですよ!

―生きやすいか、生きづらいかでいうと、どちらを感じますか?

安斉:どっちもなんですよね。SNSだって、ないときはないでよかったのかもしれないし。今SNSがあるから窮屈なこともあれば、でも情報を得られたりとかいいこともあるし。本当にどっちもどっち。

―この先は、どういう未来を作っていきたいと思っていますか?

安斉:夢とか目標は、ちょっと苦手なんです。いい意味で時代に流されまくりたいなって思ってるので。

もちろん音楽はやっていきたいし、今回ちょっとまた違う感じで出させてもらえたみたいに、これからもいろんなジャンルへ広げていきたいなとは思います。音楽って正解がないから、いろいろと探っていきたいし、「安斉かれんと言ったらこれ」みたいなものを作らないようにしていきたいです。

だって音楽って、流行ってるものももちろんあるけど、流行りじゃないものがバンってきたりもするじゃないですか。だから本当にわかんないんです。正解がないからおもしろいなと思います。あんまりプランを考えずに、いいなと思ったことをやっていきたいですね。

安斉かれん
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リリース情報

安斉かれん『GAL-TRAP』
安斉かれん
『GAL-TRAP』

2020年9月16日(水)配信

プロフィール

安斉かれん(あんざい かれん)

90年代の音楽業界を描き、Twitter世界トレンドTop3入りした話題のドラマ「M愛すべき人がいて」にW主演として大抜擢。実は、彼女は世界的にも大きな潮流を生みつつあるリバイバルサウンドをいち早く取り入れ、J-POPのニュージェネレーションを謳う歌手。元々、「POSGAL(ポスギャル)」と呼ばれる次世代の一人で90年代を意識した8cmSGで作品をリリースしている。「TRKKIE TRAX」や「Maltine Recoreds」などの気鋭のトラックメーカーによるReproduceという新たな手法でも再発表され、世界中のニュージェネJ-popファンや超大物の海外DJからも大きな反響を得ている。5th「僕らは強くなれる。」は音楽関連ランキングにチャートインしGoogleトレンド急上昇ワードで1位を獲得。ファッション・アイコンとして、コスメティックブランドの「M•A•C」の店頭ビジュアルの連続採用やティーン支持を受ける広告イメージキャラクターを飾るなど、そのルックスにも注目が集まっている。

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