孤高のアウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガーのドキュメンタリー映画がついに日本公開

親類も友人もなく、雑役夫として働いた病院と教会のミサを行き来するだけの貧しい生活を送った孤高のアウトサイダー・アーティスト、ヘンリー・ダーガー。アカデミー受賞監督ジェシカ・ユーが、ダーガーの伝説化する生涯と創作の謎に迫るドキュメンタリー映画がついに日本で公開される。

圧巻は、ダーガーの孤独な現実を伝えるドキュメンタリーと並行して挿入されるアニメーション。残された「非現実の王国で」の絵の中の要素だけを丹念に拾い出し、2年の歳月をかけて制作され動き出したヴィヴィアン・ガールズが誘うダーガーの妄想世界は必見だ。

また、ナレーションを「アイ・アム・サム」や「宇宙戦争」に出演し、13歳ながら「アメリカ最強の女優」と称されたダコタ・ファニングがつとめる。

この作品は海外では早くから上映されており、ファンの間で話題になっていたもの。公開は2008年の春を予定。うれしい知らせを胸に公開までいましらばくご辛抱を。

『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』
2008年春、シネマライズ+ライズエックスにて公開決定

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