1月22日、第80回のアカデミー賞候補作が発表され、外国語映画部門で『モンゴル』など5本の作品が残った。同作品は浅野忠信氏が主演しており、セルゲイ・ボドロフ監督による作品。製作国はカザフスタン、ロシア、ドイツ、モンゴルの4カ国だ。
チンギス・ハーンの実話を元に作られた同作品は、彼が幼少期から王になるまでを描いたもので、浅野氏はチンギス・ハーンを演じている。また、この作品のアソシエイト・プロデューサーとしてアップリンクの浅井隆氏が参加しており、6月頃に全米700以上のスクリーンで公開が予定されているという。日本人が主演する作品がこの規模で展開されることは初めてだそうだ。日本での公開は1月23日現在は未定となっており、今後の行方が気になるところ。
一方浅野氏はこういった国際的な活躍だけでなく、「映画を映画館だけじゃんく、色んなところで観てほしい」という思いから、携帯で観る映画、"携帯映画"の出演もしている。コーネリアスのPVなどを手掛ける辻川幸一郎氏が監督しており、『きまぐれロボット』という作品だ。現在ケータイ動画サイト『iムービーゲート』(docomoのみ)で配信している。