10時間41分に凝縮された人生最後の7年間、ドキュメンタリー映画『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』

下北沢の短編映画館トリウッドにて3月8日(土)から28日(金)まで羽田澄子監督、ドキュメンタリー映画『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』が上映される。

この作品は、歌舞伎界の最長老として、芸を通して生き抜いた歌舞伎役者、片岡仁左衛門氏が84歳から90歳で亡くなるまでの舞台や生活など様々な姿を記録したもの。

10時間41分という作品の長さから、めったに上映されず、ビデオ化もされていない貴重な映像。一般的な感覚では「超長編映画」だが、1人の名優が稽古や舞台を通して芸を磨き続け、自分の道を追求しつづけた人生の最後の7年間を、「たったの10時間」に凝縮したともいえる作品だ。

通常の上映期間は6部に分かれている作品をローテーションで上映。3月18日には「仁左衛門まつり」と題し、丸1日で全6巻・10時間41分を上映する特別イベントを開催。6作品通して鑑賞できるチケットを販売するほか、当日に6作品すべてを鑑賞すると、非売品「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」パンフレットのプレゼントを実施する。

また、羽田澄子監督による舞台挨拶やゲスト迎えてのトークショーも予定している。

『歌舞伎役者 片岡仁左衛門』
2008年3月8日(土)~3月28日(金)
会場:下北沢トリウッド
演出:羽田澄子
全6部・10時間41分のドキュメンタリー
(上映スケジュールはウェブサイト参照)

料金:
1作品 一般1,300円 学生・シニア1,000円
3作品チケット 一般3,000円(学生2,500円)

「舞台挨拶」
2008年3月8日(土)の12:30の回
「若鮎の巻」の上映終了後と14:30の回「人と芸の巻(上)」の上映前
出演:羽田澄子監督

1日で全巻制覇「仁左衛門まつり」開催
2008年3月18日(火) 
上映時間:
9:30開場
10:00 若鮎の巻
12:00 人と芸の巻(上)
14:00 人と芸の巻(中)
16:00 人と芸の巻(下)
18:00 孫右衛門の巻
19:45 登仙の巻(終映予定22:25頃)
料金:5,000円
「歌舞伎役者 片岡仁左衛門」初公開時のパンフレット付
※当日券のみ販売
※指定席の販売はございません。

「トークイベント」
2008年3月10日(月)19:00~19:45
ゲスト:片岡静香さん、羽田澄子監督
2008年3月17日(月)19:00~19:45
ゲスト:片岡秀太郎丈
2008年3月20日(木・祝)19:00~19:45
ゲスト:羽田澄子監督
料金:各回800円 ※トークショーに映画の上映は含まれておりません。
※3月17日(月)、3月20日(木・祝)のイベントにつきましては3月3日(月)15:00より予約開始(電話受付可能日3月3日(月)以降の営業日15:00~20:00まで、火曜定休)
予約料:400円

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