1957年から毎年、優れたデザインを賞する国内のアワードである「グッドデザイン賞」の2008年度の概要が発表された。
デザインの役割が時代とともに変容してきたことを受け、今年から審査領域を新たに整理し、「近未来の生活者の立場」での審査を重視していきたいとしている。応募対象となるのは「身体・生活領域」「産業・社会領域」「移動・ネットワーク領域」「新領域」の4つの領域で、その領域ごとにさらに細かく応募セクションが分かれている。
応募期日は6月11日で、受賞発表が10月、表彰式が11月にそれぞれ開催される予定だ。
審査委員長である建築家の内藤廣氏は、公式サイトにて、本年度の同賞について下記のようにコメントをしている。
今年は大きく模様替えをしました。審査領域を整理し、時代の要求に合わせて再編成しました。それでも大切なことは変わりません。デザインは多くの人の生活を支え、豊かなものにし、社会を明るくします。やはり人間中心なのです。未来のためにあるのです。
6月11日まで、東京ミッドタウンのデザインハブにて過去のグッドデザイン賞の受賞作品が回顧できる展覧会も開催中だ。