過去と現在、ホントとウソを行き来する若手作家の新作展、臼井良平『Flying goza mat』展

高円寺の飲屋街に存在する無人島プロダクションは、その名の通り、話題沸騰中の「Chim↑Pom」を世に送り出すなど、現代美術の中心から巧妙に距離をとった活動を続ける特異なギャラリー。同スペースにて、7月31日から9月6日まで臼井良平『Flying goza mat』展が開催中だ。

臼井は4月に新丸ビルで開催された『NEW TOKYO CONTEMPORARYS』でも紹介された注目の作家。古代の代表的な造形物を身の回りの素材を用いて表現し、鑑賞者の時の距離感を錯乱させた前回の『SundayRemains』展に続く今回の展示では、ある局所的な場の姿を毛糸によって再現した作品や、結露した窓にどこか見覚えのある形を描いたかのような平面作品、タイトルにも使用されている、過去か現在か、真実か嘘かも不明瞭な、浮遊感漂う写真作品『Flying goza mat』などが発表される。

臼井良平展
『Flying goza mat』
2008年7月31日(木)~9月6日(土)13:00~20:00
会場:無人島プロダクション(東京・高円寺)
休廊日:8月13日~8月15日

(画像:臼井良平「空飛ぶござ」2008 lambda print (c)2008 Ryohei Usui)

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