検閲を受けずに自由に制作、ホントの中国を描く『中国インディペンデント映画祭』

中国政府による検閲を受けず、自由な表現で制作された映画作品を公開する『中国インディペンデント映画祭』が、ポレポレ東中野で開催中だ。9月13日からは大阪・プラネットプラスワンでも開催される。

中国でいうインディペンデント映画には、独自に制作するという意味以外に、検閲によらない自由な表現をするという意味がある。劇場公開されるすべての映画は撮影前から検閲を受ける制度になっており、その政治的制約のためにそこで描かれたことが真実の中国の姿と異なることも少なくない。

それに対しインディペンデント映画は検閲を受けず、自由な表現手段で制作されている。作家独自の視点でリアルな中国が描かれ、低予算ながらも高い表現力と力強いメッセージ性で、海外の映画祭等、国際的にも評価が高い。

このたび公開されるのは、ポスト第六世代の旗手とも言われるイン・リャンの2作品『アザー・ハーフ』『アヒルを背負った少年』と、中国映画では触れられることがなかったキリスト教徒たちの姿を描いた『塵より出づる』、そして福建省の高校3年生たちを追うことにより「一人っ子政策の歪み」、「貧富の格差」など、現代中国の様々な問題点をあぶりだしたドキュメンタリー映画『高三』等を含む8作品だ。

『中国インディペンデント映画祭』
2008年8月23日(土)~9月5日(金)
会場:ポレポレ東中野(東京・東中野)
2008年9月13日(土)~9月26日(金)
会場:プラネットプラスワン(大阪・北区)

上映作品:
『あひるを背負った少年』
監督:応亮(イン・リャン) 2005年/100分
東京フィルメックス審査員特別賞
ロサンゼルス国際映画祭グランプリ

『アザー・ハーフ』
監督:応亮(イン・リャン)2006年/111分
東京フィルメックス審査員特別賞
全州国際映画祭グランプリ

『塵より出づる』
監督:甘小二(ガン・シャオアル)2007年/102分
ロッテルダム国際映画祭出品
釜山国際映画祭出品

『山清水秀―息子』
監督:甘小二(ガン・シャオアル)2002年/102分
バンクーバー国際映画祭審査員特別賞
ロッテルダム国際映画祭出品

『馬烏甲(マー・ウージャ)』
監督:趙曄(ヂャオ・イエ)2006年/95分
中国独立影像年度展グランプリ
バンクーバー国際映画祭出品

『草芥(そうかい)』
監督:王笠人(ワン・リーレン)2006年/99分
ロッテルダム国際映画祭出品
中国独立影像年度展最優秀新人賞

『高三』
監督:周浩(ジョウ・ハオ)2005年/95分
香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞
シカゴ国際ドキュメンタリー映画祭出品

『最後の木こりたち』
監督:干広義(ユー・グァンイー)2007年/90分
東京フィルメックス出品
アムステルダムドキュメンタリー映画祭出品

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