バンコク、タイ生まれのアピチャッポン・ウィーラセタクン氏による個展『Replicas』がスカイ ザ バスハウス(東京・日暮里)にて1月26日まで開催中。
アピチャッポン氏はタイで建築を学んだ後アメリカで美術、映像製作を学び、1990年代前半から米国でショートフィルムやビデオ作品の製作を始め、99年に母国で映画製作会社キック・ザ・マシーン(Kick the machine)を設立。監督した長編映画が数々の映画祭に招待上映され、受賞を重ねており、またその一方でアートのフィールドでも、国際展に映像インスタレーションを出品して高い評価を得ている。
今回の個展では、2006年に起きたタイの政変に触発され、社会の底辺として働く日雇労働者たちを乗せて運ぶピックアップ・トラックをモチーフにした映像インスタレーション作品「Unknown Forces」をメインに、併せて写真作品やスケッチなども展示。アピチャッポン氏が思考する課程を見せる予定だ。
アピチャッポン・ウィーラセタクン
『Replicas』
2008年1月9日~1月26日 12:00~19:00
月曜・日曜・祝祭日休館
会場:スカイ ザ バスハウス(東京・日暮里)
料金:入場無料
(画像:'Unknown Forces' 2007 © Apichatpong Weerasethakul )