写真家・森山大道の回顧展『森山大道展Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005/Ⅱ.ハワイ』が開催

5月13日(火)から6月29日(日)まで、東京都写真美術館2階・3階展示室にて、現代日本を代表する写真家・森山大道の回顧展『森山大道展Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005/Ⅱ.ハワイ』が開催される。

森山大道は、1963年にフリーの写真家として活動をはじめ、65年『カメラ毎日』に『ヨコスカ』を発表。69-70年には中平卓馬、多木浩二らとともに「挑発」を意味する名の先鋭的な写真同人誌『PROVOKE』に参加。

以後、「アレ、ブレ、ボケ」と形容されるハイコントラストや粗粒子画面の荒々しい表現で、写真界に衝撃を与える作品を発表している。最新の写真集『ハワイ』では、2004年から足かけ3年の歳月を費やし、ハワイ島、オアフ島を舞台に、神秘的な自然と人々の日常を、美しいモノクロームで捉えた。

同展は2つのフロアで別れて構成されており、2階では森山自身が写真集『ハワイ』から厳選した作品および未発表作品に特大サイズのプリントを加えた約70点を展示。3階には森山の40年にもわたる業績を、東京都写真美術館学芸員で担当キュレーターの岡部友子が再構成したものを展示する。世界的に高い評価を受けている森山の「足跡」と「現在」を、2つの展覧会によってじっくりと味わうことができる。

また、本展では図録の替わりに『森山大道論』を販売。多木浩二、笠原美智子といった写真の専門家に加え、カール・ハイド(Underworld/Tomato)、大竹伸朗、平野啓一郎、鈴木一誌といった異分野の書き手から、森山が論じられている。

『森山大道展Ⅰ.レトロスペクティヴ1965-2005/Ⅱ.ハワイ』
2008年5月13日(火)~6月29日(日)
会場:東京都写真美術館2・3階展示室(東京・恵比寿)
休館日:毎週月曜日(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
料金:一般1,100円 学生900円 中高生・65歳以上700円

「森山大道連続対論」
2008年5月23日(金) 18:00~20:00
出演:森山大道、大竹伸朗(美術家)
進行:笠原美智子(東京都写真美術館学芸員)
2008年5月24日(土) 18:00~20:00
出演:森山大道、多木浩二(美術・写真評論家)
進行:清水穣(同志社大学教授)
2008年5月30日(金) 18:00~20:00
出演:森山大道、金平茂紀(TBSテレビ報道局長)
進行:岡部友子(東京都写真美術館学芸員)
定員:190名
参加方法:当日10時より展覧会チケットをお持ちの方に整理券を配布

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