日本美術の巨匠が対決? 同じモチーフで描かれた作品を比較する展覧会

屏風には虎がいたり、掛け軸には山々が描かれていたり、「日本美術」に対するイメージはどこか似通っていて、その違いや面白さがよくわからないというのは、素人の発想なのだろうか。

この度、『國華』の創刊120周年、朝日新聞130周年を記念した展覧会『対決−巨匠たちの日本美術』が8月17日まで東京国立博物館の平成館で開催されている。

この展覧会は、日本美術の中世から近代までの巨匠たちを2人ずつ組み合わせ、「対決」させる形で構成されている。国宝や重要文化財も含む、100点以上の細工品が一同に集まる。

運慶と快慶、雪舟と雪村、鉄斎と大観など、時にライバル、時に子弟関係であった作家のモチーフの類似性から、それぞれを比較して解釈ができる展覧会だ。

豊富な作品数と「対決」という見せ方で、普段あまり昔の日本美術に触れない人にもわかりやすい展示となっている。

『対決−巨匠たちの日本美術』
2008年7月8日(火)~8月17日(日)9:30~17:00
会場:東京国立博物館 平成館
入館は閉館の30分前まで
土・日・祝日は18:00まで、毎週金曜日は20:00まで開館
休館日:月曜日、7月21日(月・祝)は開館、翌22日(火)休館。8月11日(月)は開館
料金:一般1500円、大学生1200円、高校生900円、中学生以下無料

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