2005年に宮藤官九郎が第49回岸田國士戯曲賞を受賞した舞台作品『鈍獣』が、主演に浅野忠信を迎えて、映画化されることが明らかになった。
浅野が演じるのは、殺しても死なない鈍感な男「凸やん」。ある事情により彼の殺害を目論む、自分のことしか考えない彼の幼なじみたち。しかし、何度殺しても、凸やんは戻ってくる。体だけではなく、一切幼なじみたちを疑おうとしない鈍感な凸やんのピュアさが、幼なじみ達の心を変えてゆく、大人たちが繰り広げるファンタジック・ミステリーだ。
監督はグループ魂のミュージックビデオや、日清のカップヌードルのCMを手がけ、待望の映画界進出となる気鋭の映像作家、細野ひで晃。多忙な2人のタッグに「この映画は僕の人生の奇跡」とコメントしている。
浅野との宮藤初の顔合わせで生まれる、笑えて怖くて愛おしい「鈍獣」が誕生する。公開は2009年を予定。
