写真家、蜷川実花の過去から未来を紹介、最新作を加えた約500作品を展示

昨年は安野モヨコ原作の映画『さくらん』の監督をつとめるなど、幅広く活動している写真家、蜷川実花の展覧会『蜷川実花展 地上の花、天上の色』が、東京オペラシティアートギャラリーにて12月28日まで開催されている。

「好きなものは自由に撮る」という蜷川の一貫した姿勢から生み出される作品たちは、視覚的な鮮やかさだけでなく、作家自身の濃度として見る者に鮮烈な印象を与えてくれる。そんな蜷川の作品を美術評論家の松井みどりは「地上の花、天上の色」という言葉で表現しており、同展の副題はこの松井の言葉から名づけられている。

今回の展覧会では現実の光景を撮影しながらも非現実を映し出す「花」、自らの写真家としての力量を問う「旅」、タレントや女優のイメージまでも創り出す「ポートレイト」などの代表作はもちろん、初期作品や「Noir」と題された最新作を加えた約500点の作品により、蜷川の過去から未来を紹介する。

『蜷川実花展 地上の花、天上の色』

2008年11月1日(土)~12月28日(日)
11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館30分前まで)
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3Fギャラリー1, 2)

休館日:月曜(ただし、11月3日、24日は開館)
料金:一般1,000円 大・高生800円 中・小生600円

「開催記念トーク」

2008年11月15日(土)14:00~15:30
会場:東京オペラシティビル7階会議室
定員:180名(全席自由)

ゲスト:飯沢耕太郎(写真評論家)
参加方法:
・当日、展覧会の入場券をご購入の方が対象(「対談シリーズ」参加費は無料)
・11:00より東京オペラシティアートギャラリー(ビル3階)受付にて、整理券を配布(整理券はお1人につき1枚のみ)
・13:40までに、会場(東京オペラシティビル7階会議室)前に整理番号順にお並びください(開場13:45予定)

主催:財団法人東京オペラシティ文化財団、朝日新聞社
特別協賛:日本生命保険相互会社
協賛:キヤノン株式会社、富士フイルム イメージング株式会社
協力:相互物産株式会社、富士フイルム イメージテック株式会社
企画協力:Lucky Star Co., Ltd.、Tomio Koyama Gallery Inc.

(画像:《Noir》2008 © mika ninagawa)

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