戦争を知らない世代がアルジェリア戦争を真摯に描いた戦争映画『いのちの戦場−アルジェリア1959−』

映画『ピアニスト』でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した俳優、ブノワ・マジメルが立案・主演をつとめる映画『いのちの戦場−アルジェリア1959−』が、2月28日より渋谷シアターTSUTAYA他にて公開される。

本作は、フランス近現代史における深い闇と言われるアルジェリア戦争(1954~62年)をテーマにしている。当時、200万人のフランス人兵士が戦地に送り込まれ、アルジェリア人の死者は推定で30~60万人というこの大戦争を、正面切って描いた映画は1970年代半ば以降、これまで制作されることはなかった。

「アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かねばならない」というマジメルの情熱により、アルジェリア戦争のドキュメンタリーを制作するパトリック・ロットマンを脚本に迎えるなど最高のスタッフを集結。人間への鋭い洞察力を備えた傑作戦争映画が誕生した。

公開を記念して、2月21日、28日にはオールナイトイベントも行なわれる。この機会に、知名度こそ低いが重要きわまりないアルジェリア戦争の真実に触れていただきたい。

『いのちの戦場−アルジェリア1959−』

2009年2月28日(土)より、渋谷シアターTSUTAYA、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー

監督:フローラン=エミリオ・シリ
脚本:パトリック・ロットマン
立案:ブノワ・マジメル

キャスト:
ブノワ・マジメル
アルベール・デュポンテル
オーレリアン・ルコワン
マルク・マルベ
エリック・サヴァン
モハメッド・フラッグ
ヴァンサン・ロティエ
ルネ・タザイール
アブデルハフィド・メタルシ

配給:ツイン
宣伝:バイオタイド

「いのちの戦場 ―アルジェリア1959―」公開記念 先行+初日 3本立てオールナイト

2009年2月21日、28日
会場:渋谷シアターTSUTAYA

上演作品:
『いのちの戦場−アルジェリア1959−』
『アルジェの戦い』(1965)
『デイズ・オブ・グローリー』(2006)

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