漫画家・西島大介が原稿紛失を描くドキュメント漫画『魔法なんて信じない。でも君は信じる。』

漫画家・西島大介によるドキュメントマンガ『魔法なんて信じない。でも君は信じる。』が、10月28日に太田出版から刊行される。

同書は、雑誌『本人』に連載されていた同名の作品を単行本化したもの。漫画『世界の終わりの魔法使い』計67ページにわたる描き下ろし原稿が、出版社によって出版前に紛失されたという事件を、当事者である西島が漫画化。原画に対する補償金の提示や、出版社との話し合いの様子などのヘビーな内容が、コミカルな西島のタッチで赤裸々に描かれている。

また、大谷能生による書き下ろし論考も収録。漫画はどのような要素で描かれるのか、コピーされることによって広まる・力を得る作品の特徴、デジタル化の狭間にある手作業としての「マンガ原稿」と出版文化、00年代以降の「子供文化」と、デジタルへの移行がもたらすものについてなど、様々な角度から漫画を考察している。

『魔法なんて信じない。でも君は信じる。』

2009年10月28日発売
著者:西島大介
価格:1,260円(税込)
発行:太田出版

 

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