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大型機械彫刻を生み出す現代美術作家・ヤノベケンジ、初の絵本『トらやんの大冒険』版画展

現代美術作家ヤノベケンジの絵本『トらやんの大冒険』の版画展が、2月6日(金)から3月9日(月)まで、ラムフロム・ザ・コンセプトストア(渋谷区上原)のギャラリースペースGALLERY at lammfrommで開催されている。

ヤノベケンジは「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに、生き延びるための実機能を組み込んだ装着や操縦が可能な大型機械彫刻を制作している。1997年より、自作の放射線感知服を着て原発事故後のチェルノブイリなどを訪問する「アトムスーツ・プロジェクト」を開始。また、京都造形芸術大学内に設置された工房「ウルトラファクトリー」で、初代ディレクターを務めながら、学生達と共に次々と作品を生み出している。

「トらやん」とは、ヤノベケンジの創造したキャラクターで、幼児体型なのにバーコード頭とちょび髭、3歳児用放射能感知服を着用しているのが特徴。ミニチュアサイズで増殖したり、超巨大ロボットとなって火を噴いたり、ときにポーランド民謡を歌い出すこともある。「トらやん」は、ヤノベケンジの生み出すフィクションの世界と現実との媒介者であり、現在の彼の活動の中心となる特別なキャラクターだ。

本展では、彼が10年の歳月をかけてまとめあげた、初の絵本『トらやんの大冒険』より、リトグラフを展示。絵本には、未来を担う子どもたちと彼らを支える大人たちへの、夢と希望のメッセージが込められている。また、ガラスのオブジェ“小さな小さな太陽”、鉄腕アトムやウルトラマンなどのフィギュアで知られるビリケン商会とのコラボレーションで生まれた、精巧な「トらやん」のフィギュアも、あわせて展示される。

『ヤノベケンジ 絵本「トらやんの大冒険」版画展』

2009年2月6日(金)~3月9日(月)
会場:GALLERY at lammfromm(東京・代々木八幡/代々木公園)
時間:12:00~20:00(土曜日11:00~20:00、日曜・祝日11:00~19:00)

(画像:小さな太陽をひろうトらやん 2007 リトグラフ、色鉛筆(手彩色)©Kenji Yanobe)
(投稿:天沢もとき)

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