情報社会に大量消費されるイメージを刺繍で紡ぐ、青山悟の新作展

工業用ミシンを用いて作品を紡ぐ作家、青山悟の個展『Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏』が、ミヅマアートギャラリーにて開催中だ。

ペインティングのようにも、コンピュータで制作されたイメージのようにも見える青山の作品は、全て古いミシンを使った緻密な刺繍で作られている。手作業ならではの質感からは、現実の危うさがより際立って感じられるだろう。

同展では黒糸とメタリック糸を使うことで、色を消失させた新作22作品を展示。テクノロジーの恩恵と引き換えに人間が失うものや情報社会に埋もれる価値感の問題を大量生産の道具であるミシンを用いて提起する。

青山悟 個展
『Glitter Pieces #1-22:連鎖/表裏』

2009年3月11日(水)~4月11日(土)11:00~19:00
会場:ミヅマアートギャラリー(東京・中目黒)
休廊日:月曜、日曜、祝日
料金:無料

(画像:青山悟/AOYAMA Satoru Glitter Pieces #1 2008 ポリエステルに金糸と黒糸で刺繍/Embroidery (gold and black thread) on polyester 17.4x23.2cm © AOYAMA Satoru Courtesy Mizuma Art Gallery)

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