複雑なバックグラウンドから生まれるポジティブな表現、Nam HyoJun個展『ミドルテンション』

Nam HyoJunの個展『ミドルテンション』が、馬喰町のギャラリー「CASHI」にて4月25日(土)まで開催されている。

Nam HyoJunは日本で生まれ、韓国籍を持ち、北朝鮮の教育を受けて育った在日韓国人3世。彼をはじめとする複雑なバックグラウンドをもつ彼らは、自身が受けた教育と日本で生きる普通の若者としての生活に少なからずジレンマを抱えているという。

Nam HyoJunはそのなかでもそういった自身のジレンマに向き合い、若者特有の感性で一見するとネガティブに捉えられてしまう問題を、ポジティブかつ鋭く表現している。

東京での初個展となる今回は、ペインティング、ドローイング、インスタレーションを新作を中心に構成。自分の存在意義やアイデンティティ、夢と希望を持つことを素直に表現し続けるNam HyoJunの作品は、同じ民族問題を抱えた若者だけではなく、現代の大人達へも厳しいメッセージを投げかけるだろう。

Nam HyoJun
『ミドルテンション』

2009年4月10日(金) ~25日(土)
会場:CASHI(東京・馬喰町)

休廊日:日曜、月曜、祝日
料金:無料

(画像:"チマチョゴリを着たVOGUEの女" acrylic on paper(VOGUE) 275x214mm 2008)

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