『キレなかった14才♥りたーんず』参加作品、快快の篠田千明が描く半径50メートルの景色

4月16日(木)からこまばアゴラ劇場にて、かつて「キレる14才」と呼ばれた1982年生まれの演出家たちによる連続上演『キレなかった14才♥りたーんず』が行われる。

参加する演出家は、柴幸男(青年団演出部)、篠田千明(快快)、中屋敷法仁(柿喰う客)、神里雄大(岡崎藝術座)、白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)、杉原邦生(KUNIO、こまばアゴラ劇場「サミット」ディレクター)の6名。

企画者でもある篠田千明は、自身の所属する快快(faifai)で主に演出、脚本、夜遊び隊長を担当。チームの核であり、すべての作品の企画に関わっている。今回の連続上演の中で篠田は『アントン、猫、クリ』で参加。アパートに住みついた野良猫を中心に、アパート界隈半径50メートルの景色を描く。

篠田による演出は、舞台空間に現れるレイヤー性を利用してゲーム感覚で配置する事によって、観客をただの鑑賞ではなく経験として体現させる。一方でテキストには、どこにでもある日常の出来事をひたすらに丁寧に描く事でファンタジー性を持たせている。アル中疑惑もある彼女だが、作品を具体化していくすさまじい突破力は体験すべき魅力に満ち溢れている。

『キレなかった14才♥りたーんず』

2009年4月16日(木)~5月6日(水・祝)
会場:こまばアゴラ劇場(東京・駒場東大前)

上演作品:
『少年B』作・演出:柴 幸男(青年団演出部)
『アントン、猫、クリ』作・演出:篠田千明(快快)
『学芸会レーベル』作・演出:中屋敷法仁(柿喰う客)
『グァラニー ~時間がいっぱい』 作・演出:神里雄大(岡崎藝術座)
『すご、くない』振付・構成・演出:白神ももこ(モモンガ・コンプレックス)
『14歳の国』作:宮沢章夫 演出:杉原邦生(KUNIO、こまばアゴラ劇場「サミット」ディレクター)
※6人の演出家による連続上演

『アントン、猫、クリ』

2009年4月16日(木)20:00~★ ポストパフォーマンストーク:篠田×中屋敷×杉原
2009年4月22日(水)19:30~
2009年4月26日(日)19:30~
2009年4月27日(月)14:00~
2009年5月3日(日・祝)20:00~
2009年5月4日(月・祝)16:00~

作・演出:篠田千明(快快)

出演:
カワムラアツノリ(初期型)
中村真生(青年団)

料金:
前売2,500円 当日2,800円 高校生以下 予約・当日共1,000円
平日昼割引:前売2,000円 当日2,500円 高校生以下 予約・当日共1,000円

(画像下:篠田千明)

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