ヒカシュー初期音源と巻上公一ソロアルバムが続々再発、ポリ・ハヤシ、相対性・真部らもコメント

2009.08.04 Tue

結成30周年を迎えた巻上公一率いる音楽ユニット「ヒカシュー」の連続リイシュー企画が、9月9日からスタートする。

第1弾としてリリースされるのは、1979年発表の1stアルバム『ヒカシュー』と1980年発表の2ndアルバム『夏』の2作品。どちらもメンバー立会いのもと、リマスタリングが施されている。

「ロキシーミュージックとポップグループと宴会の演芸楽団を一緒にしたような新感覚派バンド」と評されたアルバム『ヒカシュー』は、ニューウェーブ・テクノポップの金字塔となった作品。KRAFTWERKのカバーも収録されており、真部脩一（相対性理論、tutu helvetica、etc.）は「もしもヒカシューが現れなかったとしたら、クレオパトラの鼻は、もう少し低かったかもしれない」とユーモア溢れるコメントを寄せている。

そして『夏』は、当時初回限定封入特典だった特製ステッカーも完全再現されたファンにはうれしい1枚となっている。同アルバム3曲目の“パイク”をカバーしたPOLYSICSのハヤシは「ポップで、奇妙で、パイクで、スイカで、ふやけた「夏」がボクの好きな夏です。あ、歯茎から血が出た。」と賛辞を送っている。

今後は、10月10日に未発表曲やアルバム未収録曲を含む初期ベスト盤『ヒカシュー・スーパー』、11月11日には再発が待ち望まれていた巻上公一のソロアルバム『民族の祭典』『殺しのブルース』がリリースされる。

さらに全5タイトルの中から、計3枚を購入した応募者全員に秘蔵PV集をプレゼントするキャンペーンも行われる。詳細はリイシュー特設ページからチェックしよう。