3人の作家が表現する「心の平和」とは、吉祥寺Art Center Ongoingにてグループ展

駒井翔平、齋藤達夫、齋藤雄介によるグループ展『心の平和』が、吉祥寺のArt Center Ongoingにて8月30日まで開催されている。

1983年生まれの駒井はアーティストが使い慣れた絵筆などの画材道具を利用して、古代兵器を匂わせる武骨な立体作品を制作するアーティスト。ワイエス風景画に描かれている農耕器具のような風情さえ感じる彼の作品は、同展の中でも冷めた眼で鑑賞者を見つめ返す印象を感じるだろう。

1947年生まれの齋藤達夫が作り出す作品は、抽象的で詩情ある作風と観る者に底知れぬパワーを感じさせる。好きなものを好きなように描くそのスタイルは、素直な対象となって表現されている。

そして、1981年生まれの齋藤雄介が作り出すのは、素材の重力を無視した絶妙でアンバランスな作品たち。日用品と彼の手から生まれた特殊な人工物と融合したそれらからは、相性という枠組みを超えた魅力が溢れている。

年代もテーマも異なる3人の作家から発せられる、「心の平和」という共通のメッセージを感じ取ってほしい。

『心の平和』

2009年8月14日(金)~8月30日(日)
会場:Art Center Ongoing(東京・吉祥寺)
時間:12:00~21:00

参加作家:
駒井翔平
齋藤達夫
齋藤雄介

定休日:月・火
料金:無料

一夜限りの雑庵ナイト「朝までpanic」

2009年8月29日(土)20:00~
2杯目の注文にスペシャルドリンクをサービス

special talk event 2

2009年8月30日(日)19:00~

スピーカー:
加藤慶(本展企画)
小川希(Ongoing代表)
吉田有里(あいちトリエンナーレ2010アシスタントキュレーター)
料金:1,000円(1ドリンク込)

(画像上から:本展チラシイメージ、駒井翔平『進化でもしているつもり』(2008)、齋藤達夫『yakitori』、齋藤雄介『Three box on the hand』(2008))

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