東野圭吾の問題作『さまよう刃』映画化、少年犯罪と被害者家族の心情を社会に問う

東野圭吾のベストセラー小説を原作にした映画『さまよう刃』が、10月10日から全国ロードショーされる。

『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞したほか、映画やドラマ化作品でヒットを生み出し続ける作家・東野圭吾。そんな東野作品の中でも問題作として知られるのがこの『さまよう刃』だ。

妻を亡くし、娘の成長だけを楽しみに生きていた長峰。そんな彼を最愛の娘が少年たちによって凌辱され殺されるという悲劇が襲う。発信者不明の謎の電話により犯人を知った長峰は、自らの手で犯人に復讐を誓う。少年法で守られる犯人と、生きる希望を奪われた1人の父、そして犯人の1人を殺害した長峰を追う警察。それぞれが苦悩しながら、事件は予想外の結末を迎える。

監督・脚本は『ひまわり』『きょうのできごと』など数多くの行定勲監督作品のプロデューサーであり、脚本家としても知られる益子昌一。長峰を寺尾聰、長峰を追う2人の刑事を竹野内豊、伊東四朗が演じる。

少年法と被害者感情の乖離など社会に対する問題を提起しながら社会に深く投げかける衝撃作だ。

『さまよう刃』

2009年10月10日(土)全国ロードショー

監督・脚本:益子昌一
原作:東野圭吾『さまよう刃』(角川文庫刊)
キャスト:
寺尾聰
竹野内豊
伊東四朗
山谷初男
酒井美紀

配給:東映

(画像:©2009『さまよう刃』製作委員会)

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