70年代の伝説の展示も再現、空間デザインの旗手ヴェルナー・パントン日本初となる大規模回顧展

多くの名作デザインを世に送り出したデンマーク出身のデザイナー、ヴェルナー・パントンの回顧展『ヴェルナー・パントン展』が、10月17日から12月27日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催される。

1967年に発表された、プラスチックの一体成型という画期的なアイディアと美しいフォルムが共存した「パントン・チェア」で、世界中から絶賛を集めたヴェルナー・パントン。フォルムと素材、製品化の技術と構造、色彩と光、システムとモジュールなどにおける徹底した実験精神は、60~70年代のモダンデザイン史に大きな影響を与えた。

本展は、パントンと長年にわたる関係を築いてきたヴィトラ・デザイン・ミュージアムが所蔵する貴重なコレクションから、1950年から70年代に制作された、家具、照明、テキスタイル、模型、ドローイング、映像など約150点が展示。日本では初となる大規模な回顧展となる。

また、パルトンの最高傑作と言われる、1970年ケルン家具見本市の展覧会「ヴィジョナ2」で発表された「ファンタジー・ランドスケープ」の再現も見どころの1つだ。洞窟空間の中で360度パントンのデザインに囲まれるという貴重な体験が可能となっている。

『ヴェルナー・パントン展』

2009年10月17日(土)~12月27日(日)
会場:東京オペラシティアートギャラリー
時間:11:00~19:00(金・土は~20:00入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合翌火曜日)
料金:一般1,000円 大・高校生800円 中・小学生600円

(画像上:《パントン・チェア》に座るマリアンネ・パントン,1970頃 ©Panton Design, Basel、画像下: 《ファンタジー・ランドスケープ》「ヴィジョナ2」,ケルン家具見本市での展示風景,1970 ©Panton Design, Basel)

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