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ダッカの闇に生きるストリートチルドレンの現実を伝える映画『アリ地獄のような街』

バングラデシュのストリートチルドレン達が生きる現実を描いた映画『アリ地獄のような街』が、11月7日から11月20日まで横浜・シネマ・ジャック&ベティで公開される。

農村での生活を捨て、生き延びるための僅かなお金を握りしめ大都会ダッカへ向かった少年ラジュ。彼はダッカの路上で暮らすストリートチルドレンなどと知り合いながら、彼らの元締めであり、ダッカの暗闇を象徴するような男・イアシンと出会う。自分の手を染める悪事にも気づかないまま、子供達を使って違法な商売に関与するイアシンの手先となってしまう。

一方で、路上に捨てられた少女ククもイアシンの餌食となり、ダッカの闇の生活に落ちていってしまう。蟻地獄のように引き寄せられ、決して逃れることのできないダッカの現実の姿を描いた映画に仕上がっている。

バングラデシュでストリートチルドレン支援活動を行うNGO「エクマットラ」が製作を手がけており、監督を務めた同NGOの代表のシュボシシュ・ロイは「『アリ地獄のような街』は単なる映画ではありません。路上生活者の現実の生活、また、彼らが直面している危険などを描いています。この映画はフィクションですが、私たちは現実社会を忠実に描くように努力しました。」「私たちは、どんなトンネルにも出口があって、社会は変えることができる、と信じている人々に、メッセージを伝えたかったのです。『アリ地獄のような街』は、そのような人々に考えるきっかけを与え、見落としがちな問題を想起させることになると思います。」と映画にこめた思いを語っている。

同映画は、今年11月から日本全国で自主上映を中心に上映を開始。収益の一部は、ストリートチルドレンのための自立支援センター『エクマットラアカデミー』の建設費として利用される。また、11月7日、14日、20日にはNGOエクマットラの共同創設者、渡辺大樹による舞台挨拶も予定されている。

『アリ地獄のような街』

2009年11月7日(土)から11月20日(金)までシネマ・ジャック&ベティで上映

監督:シュボシシュ・ロイ(エクマットラ代表)
制作:エクマットラ
配給・宣伝:ユナイテッドピープル

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