ミッシェルのラストライブに完全密着、映画『"THEE MOVIE" -LAST HEAVEN 031011-』公開

1991年から2003年まで活動し、日本のロックシーンに衝撃を与え続けてきたロックバンドTHEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント、以下「ミッシェル」)。2003年10月11日に行なわれた彼らのラストライブとその舞台裏を映し出した『ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE" -LAST HEAVEN 031011-』が明日12月19日から公開される。

この幕張メッセで行なわれたライブは、ロックバンドとしては記録的とも言える3万7千人を動員して行なわれたもの。この数字だけでも、彼らの音楽は従来の限られたロックファンだけでなく、多くの日本の若者を魅了してきたことがわかる。

解散後もメンバーはそれぞれに活動を続けており、「もしかしたら再結成もあるのでは」と期待していたファンも多かったかもしれない。しかしながら今年7月22日、ギターのアベフトシが急性硬膜外血腫の為に逝去し、その期待は実現されることはなくなってしまった。マイケル・ジャクソン然り、訃報を受け、再びミッシェルの楽曲を聴き直している人々も多いのではないだろうか。

そんな中、同作はアベ逝去後の2009年9月に企画が開始され、3ヶ月という短期間で制作された。企画には能野哲彦、監督は番場秀一と、ミッシェルとゆかりのあるスタッフが総出で手がけている。

また、本作は「FOREVER MICHELLE! -Final works of rock'n blues- THEEプロジェクト」と題されたプロジェクトの一貫で制作・公開される作品で、その他にも、ベストアルバム『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT コンプリートベスト』が12月16日に発売されており、初回限定盤にはテレビ出演時の彼らのライブ模様を収録したDVDも付属する。さらに2010年1月20日には、彼らのライブ映像やイベント、フェスティバルのライブ模様から厳選された10枚組のDVDボックス『THEE LIVE』も発売されるという。

日本のロックシーンの新たな可能性を切り開き、多くの若者を魅了したミッシェルの最期を、劇場ならではの爆音で見届けてほしい。

『ミッシェル・ガン・エレファント "THEE MOVIE" –LAST HEAVEN 031011-』

2009年12月19日(土)緊急レイトショーシネセゾン渋谷 ほか全国順次公開
企画:能野哲彦 監督:番場秀一 
出演:THEE MICHELL GUN ELEPHANT(チバユウスケ、アベフトシ、ウエノコウジ、クハラカズユキ)
製作・配給・宣伝:日活株式会社

(画像:©渋谷征司)

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