前代未聞の思想本『空想 皇居美術館』、空想をアートや建築、政治をまたいで議論

皇居に超一流の美術品を集めた美術館を作る。そんな奇想天外な空想を巡る書籍『空想 皇居美術館』が、5月20日に朝日新聞出版から刊行される。

本書は、「大英博物館やルーブル美術館のような巨大美術館がない日本において、それに代わる存在を広大な敷地を持つ皇居に作れないだろうか」という空想をもとに、政治学者から右翼思想家などが集まり大真面目に議論した美術・建築書でもあり、思想書でもあるという前代未聞の1冊だ。

内容は、具体的な皇居美術館の設計図や、収蔵予定作品のトレース画像から、辛酸なめ子による「皇居美術館訪問記」、藤森照信による「皇居美術館の可能性──宮殿建築の歴史から」、宮台真司らが参加した座談会「アートとメディアと天皇制」など多岐に渡る。閉塞し、失速し、崩壊して行く現代社会への提言という一面を内包しつつも、アートだからこそここまで言えるという、空想の自由を追求した作品でもある。

また本書の出版を記念した展覧会が、本日5月10日から16日まで東京・月島のTemporary Contemporary at Tamada Projectsで開催。書籍に掲載された関連資料や作品の展示のほか、ゲストを招いたトークショーも行われる。

『空想 皇居美術館』

2010年5月20日発売
著者:
彦坂尚嘉
五十嵐太郎
新堀学
松田達
ほか
価格:2,940円(税込)
刊行:朝日新聞出版

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関連イベント

『空想 皇居美術館』出版記念展覧会

2010年5月10日(月)~5月16日(日)
会場:Temporary Contemporary at Tamada Projects(東京・月島)

トークイベント

2010年5月10日(月)19:00~21:00
料金:1,000円
ゲスト:
若林幹夫
萩原剛
スピーカー:
五十嵐太郎
彦坂尚嘉
新堀学

2010年5月16日(日)19:00~21:00
料金:1,000円
ゲスト:
平沢剛
山名善之
スピーカー:
彦坂尚嘉
新堀学

2010年6月19日(土)19:00~
会場:ビブリオテック(東京・千駄ヶ谷)
ゲスト:
鈴木邦男(政治活動家)
鈴木芳雄(元BRUTUS副編集長)
辛酸なめこ(漫画家)
ほか

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