妻夫木聡と松山ケンイチが初共演、激動の日本描く映画『マイ・バック・ページ』

妻夫木聡と松山ケンイチが2011年公開の映画『マイ・バック・ページ』で初共演することがわかった。

原作は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど多岐に渡る分野で活躍する川本三郎自身が新聞社のジャーナリスト時代に経験した日々を綴った衝撃のノンフィクション作品。映画『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』を手がけた山下敦弘が監督を務める。

映画の舞台は、全共闘運動が最も熱く、そして急速に後退していった1969年から1972年までの日本。理想に燃えながら新聞社発行の週刊誌編集部で働く記者の沢田を演じる妻夫木に対し、松山は彼を挫折に追い込む左翼学生を演じる。また、共演には忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼といった新進気鋭の若手から、長塚圭史、山内圭哉など舞台の実力派俳優、さらに三浦友和といったベテランまで豪華キャストが集結した。

監督の山下は、「2007 年からこの原作と向き合い、気付いたら3年も経ってしまった。準備を進める中で原作の物語やエピソードの枠をはみ出し、今ではあの頃の「日本」が自分の上に重くのしかかっている。今まで感じた事のない見えないプレッシャーの先には、僕ら世代にしか描けない、批判や思いが待っている。それは全てが完成した時に見えてくるのだと思う。」とコメント。また、地に足が着いた役を演じる妻夫木と、今回特異な存在
感のある役に望む松山という正反対の2人の芝居にも期待を寄せているという。

現代若者の心にも響いてゆく青春の葛藤を描いた一級の社会派エンタテインメントとなる同作。今月16日にクランクイン、7月上旬にクランクアップを予定しており、2011年に全国で公開される。

『マイ・バック・ページ』

2011年全国ロードショー
監督:山下敦弘
原作:川本三郎『マイ・バック・ページ』(秋、平凡社より復刊予定)
脚本:向井康介
キャスト:
妻夫木 聡
松山ケンイチ
忽那汐里
石橋杏奈
中村蒼
韓英恵
長塚圭史
山内圭哉
古館寛治
あがた森魚
三浦友和
配給:アスミック・エース

(画像上:妻夫木聡、画像下:松山ケンイチ)

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