京都・萬福寺の境内が舞台、ジャンルを越えたアートフェス『萬福寺芸術祭―EN―』

京都・宇治の黄檗宗大本山萬福寺を舞台とした総合アートフェス『萬福寺芸術祭―EN―』が、11月26日から3日間にわたり開催される。

京都の芸術系大学の学生が実行委員会務める同イベントは、古くから「明朝体」や「インゲン豆」の発祥の地として、様々な文化・生活の発信地だった萬福寺から文化発信を行うべく企画されたもの。「―EN―」というサブタイトルは禅宗の「一円相」という言葉に由来しており、様々な芸術が融合することで新たな「ご縁」が誕生することを願っているという。

イベントは、京都を中心に世界で活躍する「BATI-HOLIC(和太鼓パフォーマンス)」で幕開けを飾り、たゆたう(アコースティック音楽ユニット)のコンサートやAmarylis(ファッショングループ)によるパフォーマンス、法要をバックにした八雄(アーティスト)のライブペイントなど、エネルギッシュなパフォーマンスが繰り広げられる。

一方、萬福寺の奥程に広がる和室の空間には、三瀬夏之介(美術家)の屏風作品やnomoto piropiro(写真家)による異質な青い写真群、森太三(アーティスト)による空間を存分に使用したインスタレーション作品が展示され、上質な現代アート作品と対峙する事が出来るのもこのイベントの魅力だ。

また、回廊にはアートショップやフリーマーケットのブースが並び、お堂の中には3万円以下でアートが買える販売コーナーも設けられる。素材にこだわった自家製カレーや、あんぱんが評判の「中路ベーカリー」の出店も予定。古今の文化が呼応し合う秋の萬福寺が文化で彩られる。

『萬福寺芸術祭―EN―』

『前夜祭』

2010年11月26日(金)18:00~20:00
会場:京都府 黄檗宗大本山萬福寺

『本祭』

2010年11月27日(土)、11月28日(日)12:00~18:00
会場:京都府 黄檗宗大本山萬福寺

出展アーティスト:
三瀬夏之介(屏風画)
nomoto piropiro(写真)
森太三(インスタレーション)
巻田はるか(イラストレーション)
八雄/HACHIO(ライブペイント)
BATI-HOLIC(和太鼓パフォーマンス)
たゆたう(アコースティック音楽)
Amarylis(ファッションショー)
Drakskip(北欧音楽)
ZUURICH(アートショップ)
ほか

料金:
前売 1日券700円 2日券1,300円 前夜祭1,500円
当日 1日券800円 2日券1,500円 前夜祭1,700円
※前売り券は公式サイトより受付
※小学生以下無料
※前夜祭のチケット提示で本祭は通常拝観料(500円)のみで入場可

(画像上から:イベントロゴ、Amarylis、三瀬夏之介 肘折幻想 2009 十曲一隻 162x845cm 撮影/瀬野広美 Courtesy of imura art gallery、BATI-HOLIC)

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