活動10周年を迎えた劇団鹿殺しの代表作『電車は血で走る』がロングラン上演

2008年に青山円形劇場で上演され好評を博した「劇団鹿殺し」の代表作『電車は血で走る』が、6月18日から7月4日まで東京芸術劇場で再演される。

劇団鹿殺しは今年活動10周年を迎え、1月に記念公演『スーパースター』を上演。青山円形劇場と伊丹アイホールの両会場で、全ステージ満員御礼の快挙を達成したばかりだ。

『電車は血で走る』の舞台は大阪の豊中市。工務店で働くヒロと鹿野たけしは仕事仲間で歌劇団を結成し、いつか世間に認められることを夢見て活動を続けていた。そんなある日、不慮の事故で工務店の社長が急死し状況は一変。当たり前のように舞台ができなくなったヒロたちの前に、なぜか20年前と同じ子供の姿の電車好きの友人・鉄彦が現れる。鉄彦の出現により、ヒロとたけしを取り囲む環境は、当たり前の日常から大きく変わり始める。

劇団鹿殺しの半ドキュメンタリーともいえる同作は、劇団の夢を追う人々の姿に阪急電車で過去実際に起こった事故とノスタルジックかつ奇天烈なエピソードを絡め、人間愛とその大切さを問う。『演劇村フェスティバル』のトップバッターを飾った初演では、青山円形劇場をフルに使った演出や電車に見立てた楽隊の生演奏を軸としたオリジナル楽曲などで、多方面から大いに反響を呼び高い評価を得た。

今回の上演は、劇団☆新感線の河野まさとなど強力ゲスト陣を加えて再構築されており、ライブパフォーマンス、生演奏、遊び心満載の劇中歌劇などパワフルでカラフルな魅力が詰まった作品に仕上がっているという。

劇団鹿殺し10周年記念ロングラン公演
『電車は血で走る』

2010年6月18日(金)~7月4日(日)※20公演
会場:東京芸術劇場小ホール1(池袋)
休演日:6月21日、6月28日
開場は開演30分前、受付開始は開演60分前

作:丸尾丸一郎
演出:菜月チョビ

キャスト:
オレノグラフィティ
菜月チョビ
丸尾丸一郎
山岸門人
橘 輝
傳田うに
坂本けこ美
高橋戦車
山口加菜(以上、劇団鹿殺し)
河野まさと(劇団☆新感線)
高木珠里(劇団宝船)
谷山知宏(花組芝居)
今奈良孝行

料金:前売、当日3,900円(全席指定) 学生(予約のみ)2,500円(全席指定)
※学生券の入場には事前予約と、会場受付で学生証の提示が必要

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