妻の死を乗り越え生き続ける記憶を紡ぐ、古谷誠一写真展『メモワール.』

1970年代からヨーロッパを拠点に活動する写真家・古屋誠一による『古屋誠一 メモワール. 愛の復讐、共に離れて…』展が、7月19日まで東京都写真美術館にて開催されている。

古屋誠一は、オーストリアのグラーツを拠点に精力的に作品制作を続ける写真家。隣接する国々の国境地帯やベルリンの壁など、様々な境界を問う作品を発表する一方、日本の写真家をヨーロッパに紹介するなど幅広い活動を展開している。また、自ら命を絶った妻クリスティーネを撮影した写真集『Mémoires(メモワール)』で、家族が抱える闇や悲しみ、社会における生と死の問題を露呈した表現でも国際的に高い評価を得た。

同展は、1989年より約20年にわたり発表し続けている『メモワール』の集大成となる展覧会。東京都写真美術館収蔵作品『Mémoires(メモワール)』シリーズを中心に124点紹介し、古屋作品の真髄でもある写真集の編集過程を公開する。また、古屋自らが編集・製本した未発表の自家版写真集も出品する。

事実と正面から向き合い、もう一人の自己を相手に時間と空間を超えて生き続ける記憶を蘇生させ、編み直してきた古屋の制作活動が、現代社会における家族のあり方を問う。

『古屋誠一 メモワール. 愛の復讐、共に離れて…』

2010年5月15日(土)~7月19日(月・祝)
会場:東京都写真美術館
時間:10:00~18:00(木、金は20:00まで)
休館日:月曜日(但し7月19日は開館)
料金:一般800円 学生700円 中高生・65歳以上600円

関連イベント

フロア・レクチャー

2010年6月4日(金)、6月18日(金)、7月2日(金)、7月16日(金)
時間:14:00~

トークイベント

2010年6月4日(金)18:30~20:00
会場:東京都写真美術館 1階ホール
ゲスト:小林紀晴
定員:190名

2010年6月5日(土)18:30~20:00
会場:東京都写真美術館 1階ホール
ゲスト:荒木経惟、倉石信乃
定員:190名

(画像上:ウィーン、1983 東京都写真美術館蔵 ©Seiichi Furuya、東ベルリン、1986 東京都写真美術館蔵 ©Seiichi Furuya)

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