20代のブラジル人作家エドゥアルド・レシフェ、ヴァグネル・ピント、ブルーノ・クルーの3人による展覧会『DO OUTRO LADO -Brazil Illustrated 2010-』が、9月25日から東京・外苑前の駐日ブラジル大使館で開催される。
人間的かつ洗練された感受性を作品に吹き込み、非人間的状況に対する痛烈な批判を穏やかな形で呈示することで、観る者の内省を促すエドゥアルド・レシフェ、アフロ・ブラジリアン宗教やサントダイミの偶像、森の神話的シンボルからインスピレーションを受けた作品を数多く発表するヴァグネル・ピント、ラインや素材を用いた絵画の要素と場の関係性を強く意識したブルーノ・クルー。ブラジリアンアートの新時代を担う彼らは、昨年行なわれたイギリスの『ロンドン・デザイン・フェスティバル』に参加するなど、高い評価を得ているアーティストだ。今回の展覧会では、それぞれ新作を発表するという。
多民族国家であると同時に、広大な土地の豊穣で多彩な自然と文化、そして生命力をあわせもつブラジル人作家が巻き起こす新しい風をぜひ感じ取ってほしい。
『DO OUTRO LADO−Brazil Illustrated2010−』
2010年9月25日(土)~10月8日(金)
会場:駐日ブラジル大使館
時間:10:00~13:00、14:00~17:00
参加作家:
エドゥアルド・レシフェ
ヴァグネル・ピント
ブルーノ・クルー
休館日:日曜
料金:無料
(画像上:© Wagner Pinto、画像中:© Eduardo Recife、画像下:© Bruno Kurru)