菊地成孔の00年代「未完全集」登場、ラグジュアリーな上下巻USBメモリ仕様

2010.10.29 Fri

サックス奏者・ボーカリスト、また文筆家・大学教諭として多方面で活躍する菊地成孔。彼の初となる「未完全集」が、トータル約140トラック、15時間におよぶ大ボリュームのUSBメモリ上・下巻で10月30日にリリースされる。

同作品には、2001年にリリースされたDCPRGの1stアルバムから、ドラマ主題歌にも起用された最新楽曲“退行”まで、レーベルを越えた既発CDの全音源を収録。また出版社をこえて集められた膨大なスチールや、未発表の音源、映像、テキストなど、菊地の歴史が余すところなく収められている。さらに同作のために菊地自身が書き下ろした解説を含め、上下巻あわせて約10万字に及ぶテキストが収録される。

網羅は不可能と言われるほど多岐にわたる彼の音楽活動を、総括しながら軌跡をたどるように一挙に鑑賞することが可能になった同作。上巻は既発音源中心のセレクトでビギナー向け、下巻はレア音源や映像を中心にコアファン向けに構成されており、入門編としてもコレクターズアイテムとしても楽しむことのできる内容になっている。

また、それぞれのUSBメモリは銅合金製という豪華仕様。ジュエリーケースに収納され、レーザー彫刻でロゴを刻印するなどラグジュアリーな造りとなっている。

なお、オンラインショップ「ewe special products store」では上下巻セットも用意。先着限定500セットには特典として、2009年8月に代官山UNITで行われたダブ・セクステットのライブDVD、さらに内田也哉子による『パリのエリザベステイラー（存在しない）』のナレーションを収録したレコードも付属する。