5年間の公開凍結を経てついに解禁が決定したオムニバスミステリー映画 『オボエテイル』が、2011年1月8日より公開される。
同作は、5年前に完成を遂げたが製作会社の諸事情からお蔵入りとなっていた作品。『第9回みちのく国際ミステリー映画祭2005 in 盛岡』に正式招待上映されたことでも話題を集めていた。
原作は、盛岡にこだわり、ミステリー作家として活躍する高橋克彦の直木賞作品『緋い記憶』をはじめとする『遠い記憶』『前世の記憶』の3作品だ。監督を日活撮影所出身の3人の実力派監督が務め、盛岡オールロケで演出。三者三様の感性で全くテイストの違う作品に仕上げている。
今回、3人の監督の「何としても映画館で公開したい!」という強い想いとその執念から、公開にかかる経費も自己負担し、ついに公開へと踏み切られた注目作品。第3話で香川照之が主人公に扮する、味のある演技も見どころだ。
『オボエテイル』
2011年1月8日(土)より新宿K’s cinema、横浜ニューテアトルにてロードショー
原作:高橋克彦『緋い記憶』『前世の記憶』(文春文庫刊)
第1話『遠い記憶』
監督・脚本:芳田秀明
出演:
村上淳
麻生祐未
ほか
第2話『前世の記憶』
監督:明石知幸
脚本:久保朝洋
出演:
中村美玲
葛山信吾
ほか
第3話『緋い記憶』
監督・脚本:久保朝洋
出演:
香川照之
光石研
ほか
配給宣伝:生駒隆始
(画像:©2005(株)ベルウッド)