アニメーション界の至宝フレデリック・バックの大規模展、作品約1000点を展示

世界的なアニメーション作家、フレデリック・バックの魅力を紹介する企画展『フレデリック・バック展』が、7月2日から東京・清澄白河の東京都現代美術館で開催される。

バックは、1924年にフランスのザール地方(現ドイツ)で生まれ、その後カナダのモントリオールに移住。美術学校などで教鞭を取った後、1952年から国際放送「ラジオカナダ」でイラストレーター、セットデザイナーとして働き、9つのアニメーション作品を制作している。1982年に『クラック!』、1988年に『木を植えた男』で、『アカデミー賞短編映画アニメーション賞』を受賞し、現在もモントリオールで創作活動を行うかたわらで自然保護団体の活動などにも参加している。

同展では、バックの代表作『木を植えた男』を含めた9作品を紹介するほか、アニメーションの原画やドローイングなど、バックが1920年代から現在まで描き続けてきた膨大な量の作品約1,000点近くを展示。作品と合わせて半生を紹介することで、バックの魅力的な人物像にも迫る。

また同展のオフィシャルサイトでは、スタジオジブリの高畑勲監督とプロデューサーの鈴木敏夫によるコメントと、バック自身によるメッセージが公開されている。宮崎駿にも衝撃を与えたという、バックの豊かな作品世界を堪能できるまたとない機会となるだろう。


CINRA.NETでは、『フレデリック・バック展』の招待券を5組10名様にプレゼントいたします!

お問い合わせページのメールフォームより、件名欄に「フレデリック・バック展招待券応募」と入力し、お問い合わせ内容欄にお名前とご住所をお書き添えの上、お送りください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2011年5月31日)

『フレデリック・バック展』

2011年7月2日(土)~10月2日(日)
会場:東京都 清澄白河 東京都現代美術館
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
※8月、9月の土曜日は20:00まで開館、ただし今後の電力需給状況によって開館時間等が変更となる可能性もございますので予めご了承ください
休館日:月曜日
※ただし7月18日、8月15日、8月22日、8月29日、9月19日9月、26日は開館。7月19日は休館
料金:
当日 大人・大学生1,200円 中高生900円 小学生600円
前売 大人・大学生1,100円 中高生800円 小学生500円

(画像上から:ポスター画像(ロゴ入り)1987年 © Société Radio-Canada In partnership with the Atelier Frédéric Back, Montréal.、「木を植えた男」原画 1987年 © Société Radio-Canada In partnership with the Atelier Frédéric Back, Montréal.、「フードロワイヤン号」 1948年 © Atelier Frédéric Back Inc.、「クラック!」原画 1981年 © Société Radio-Canada In partnership with the Atelier Frédéric Back, Montréal.、ポートレート 2010年 © Atelier Frédéric Back Inc.)

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