新進アーティストに広く門戸を開放する公募展、『第5回 shiseido art egg』

発表の場を求める新進アーティストに、広くギャラリーの門戸を開放する公募展『第5回 shiseido art egg』が、2011年1月7日から3回にわたり、東京・銀座の資生堂ギャラリーにて開催される。

『shiseido art egg』は、資生堂ギャラリーを会場として3週間にわたり無料開放することで、展覧会開催に向けてサポートを行うプログラム。次世代につながるテーマ設定と表現、そして資生堂ギャラリーの空間に対する独創的なアプローチをポイントに審査が行われる。

今回、261件の応募の中から入選を果たしたアーティストは、写真を「撮る」のではなく、カメラと写真を用いて「イメージを獲得する」ことを目指す藤本涼。小さな光や音などの現象や物の落下といったシンプルな出来事を素材として空間に配することで、空間と人間の五感の関係性を新たにつむぎだすインスタレーション作品を制作する今村遼佑。ビデオカメラを用いて、モノの動く方向や時間軸を編集して提示することで、人間の「見る」という行為を深く追求する川辺ナホの3名。

また、展覧会終了後、隈研吾(建築家、東京大学教授)、宮島達男(現代美術家、東北芸術工科大学副長)、やなぎみわ(美術作家)の審査員3人が「shiseido art egg賞」を選出する。受賞者は、2011年4月下旬に同展覧会のオフィシャルサイトで発表される。

『第5回 shiseido art egg』展

会場:東京都 銀座 資生堂ギャラリー
時間:平日11:00~19:00 日曜・祝祭日11:00~18:00
休館日:月曜(祝祭日が月曜日にあたる場合は休館)
料金:無料

『藤本涼展』

2011年1月7日(金)~1月30日(日)

『今村遼佑展』

2011年2月4日(金)~2月27日(日)

『川辺ナホ展』

2011年3月4日(金)~3月27日(日)

『ギャラリートーク』

2011年3月19日(土)14:00~16:00
会場:東京都 銀座 ワード資生堂(東京銀座資生堂ビル9階)
出演:
岡部あおみ(武蔵野美術大学教授)
水沢勉(神奈川県立近代美術館副館長兼企画課長)
料金:無料
定員:60名

(画像上:藤本涼「live on air(airplane)」2010、画像中:今村遼佑「白色と雑音」2009、画像下:川辺ナホ「cosmic and unfair」2010 撮影:天野憲一)

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