身体の機能性に迫るインスタレーション作品、マチュー・マンシュ展覧会『SPLASH』

フランス人アーティスト、マチュー・マンシュの個展『SPLASH』が、本日3月3日から東京・西荻窪のアパレルショップ「STORE」で開催される。

1969年にフランスのグルノーブルで生まれたマチュー・マンシュは、1997年から東京に拠点を移し、アートとファッションの概念を超えた様々なプロジェクトを展開しているアーティスト。身体とその機能性・非機能性についてを主なテーマに、体に装着できる立体作品や、立体、写真、映像などの多様なメディアを駆使した一見奇妙なインスタレーション作品などを発表している。

これまでの主な発表は、パリのカルティエ財団現代美術センターでのファッションショー形式のプレゼンテーション『Fresh』や、Bluemarkより発行したデッサン集『Nevermind』、写真集『NEOPAN』などがある。

今回の個展では、ドローイングを用いたインスタレーション作品を発表する。一見かわいく見える表現とは裏腹に、文学や音楽、哲学を通して思考されたマチュー・マンシュの表現は、鑑賞者それぞれに自身の属する文化や習慣について考えさせるきっかけとなるだろう。なお3月5日にはトークイベントも予定されている。


『SPLASH』

2011年3月3日(木)~3月13日(日)
会場:東京都 西荻窪 STORE
時間:12:00~19:00
料金:無料

トークイベント
『マチュー・マンシュ× 國時 誠(STORE)』

2011年3月5日(土)19:30~21:00
料金:1,000円(ドリンク込)
定員:30名(要予約)

(画像上から:“Sekaido” Work in progress. Around 500 drawings in B4 size. Ink and tone on paper.、“Knick-Knacks” 1996. 20 colors photographies (50X30cm.), 20 silicone objects and 20 silicone bags with Velcro, metal and polyester resin table (180X80X90cm.)(参考作品)、“Help!” 2000. 400X300X270 cm. Pink silicone objects, red plastic and metal.(参考作品)、“World Cup” 1994-1998. 17 objects in variable dimension and situation. Black,white and pink polyester clothes with silkscreen, hangers.(参考作品))

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