完全失明を追体験、美と闇の世界へ誘うスパニッシュホラー映画『ロスト・アイズ』

視力の低下と共に見えない犯人に追いつめられていくホラー映画『ロスト・アイズ』が、6月から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。

双子の姉である盲目の女性・サラの首吊り死体が発見されたことをきっかけに、彼女の死について疑問を感じたフリアは独自に調査を始める。調査が進むにつれ不穏な人影がフリアの周りをとりまくが、フリア自身の目も病魔に侵されていることが判明。視界が徐々に闇に包まれていくなか、完全失明までの期間はあと1ヶ月にまで迫っていた。

同作は、主人公の視力の低下と共にカメラアングルが変化し、観客も視力を失うことを追体験していく特殊な構造を持っている。世界が闇に包まれていく恐怖と、物語が進むにつれ判明していく恐ろしい事実が二重に襲い掛かる作品だ。

製作は、『アカデミー賞』を受賞した『パンズ・ラビリンス』などで知られるギレルモ・デル・トロ。2007年作品『永遠のこどもたち』と同スタッフで作り上げたのが『ロスト・アイズ』であり、視覚をはじめ五感すべてを刺激していく演出で、観る者を美と闇の世界へ引きづりこむ。


『ロスト・アイズ』

2011年6月よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
製作:ギレルモ・デル・トロ
監督:ギリェム・モラレス
出演:
ベレン・ルエダ
ルイス・オマール
パブロ・デルキ
ホアン・ダルマウ
配給:プレシディオ

(画像:©Rodar y Rodar Cine y Television, S.L / A3 Films, 2010)

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