実の娘が末期ガン父の思いを軽妙に記録、是枝裕和プロデュースの記録映画

是枝裕和プロデュースのドキュメンタリー映画『エンディングノート』が、10月1日から東京・新宿ピカデリーほかで公開される。

同作は、フリーの監督助手として是枝の映画制作に関わってきた砂田麻美の初監督作品で、胃ガンに侵されていることを知った砂田監督の実父・砂田知昭が、自らの死の段取りを行う様子を中心に構成。最後の日まで前向きに生きようとする父と家族の姿や、熟年離婚の危機、孫たちとの交流、教会の下見、そして人生最期の時を迎える父の姿などが、哀愁とユーモアを交えて描き出されている。

なお、同作のタイトルにもなっている「エンディングノート」とは、もしもの時に備えて自分の思いや願いなどを書き残す、気軽な遺書のようなもの。また、主題歌となっている“天国さん”は、ハナレグミによる新曲。劇中音楽全編もハナレグミが手掛けている。

『エンディングノート』

2011年10月1日より新宿ピカデリーほかで公開
撮影・編集・監督:砂田麻美
製作・プロデューサー:是枝裕和
主題歌:ハナレグミ“天国さん”
音楽:ハナレグミ
出演:砂田知昭
配給:ビターズ・エンド

(画像:©2011「エンディングノート」製作委員会)

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