ヴェンダース監督作が爆音上映、ルー・リードが本人役で出演&音楽は元CANリーダー

映画『パリ、テキサス』や『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダースの監督作品『パレルモ・シューティング』が、9月3日から東京・吉祥寺のバウスシアターで公開される。

同作は、世界的な写真家を主人公に据えたロードムービー。ドイツのデュッセルドルフからイタリアのパレルモへの旅を中心に、「生と死」や「愛」といった古典的なテーマをヴェンダース流に描いている。キューバ音楽のドキュメンタリー映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』をはじめ、音楽との深い関わりをもつ同監督だが、この『パレルモ・シューティング』のストーリーでも音楽が重要な役割を果たしているという。

キャストには、主人公のカメラマン役をドイツの人気バンド「DIE TOTEN HOSEN」のメンバーであるカンピーノが演じるほか、これまでにもヴェンダース作品に登場経験のあるルー・リードが本人役で登場する。また、2010年に逝去したデニス・ホッパーは、『アメリカの友人』以来約30年ぶりにヴェンダース作品に出演。同作では「死」を体現する役柄を演じている。なお、同作の製作期間中に出産したというミラ・ジョヴォヴィッチは、妊婦姿を披露している。

劇中音楽はCANのリーダーとして知られるイルミン・シュミットが担当。そのほか、ニック・ケイヴ、Iron&Wine、CALEXICO、Beirut、Bonnie "Prince" Billy、ジェイソン・コレットといったメンバーが楽曲を提供している。

なお、同作は音楽ライブ用音響機材を使用した「爆音上映」でレイトショー公開を予定。ただし、9月10日から9月23日の期間は、昼の通常上映も実施。オフィシャルサイトは7月15日にオープンを予定している。

『パレルモ・シューティング』

2011年9月3日から吉祥寺バウスシアターにて3週間限定爆音レイトショー他、全国順次公開
監督・脚本・製作:ヴィム・ヴェンダース
製作:ジャン=ピエロ・リンゲル
共同脚本:ノーマン・オーラー
出演
カンピーノ
ジョヴァンナ・メッゾジョルノ
デニス・ホッパー
インガ・ブッシュ
ヤナ・パラスケ
アクセル・シクロフスキ
ゲアハート・グートベアレット
セバスティアン・ブロンベルク
ヴォルフガング・ミヒャエル
アンナ・オルソ
ルー・リード
ウド・ザメル
ジョヴァンニ・ソリマ
アレサンドロ・ディエリ
ミラ・ジョヴォヴィッチ
配給:boid

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