没後100年、夭折した明治の洋画家・青木繁の全貌に迫る大回顧展が開催

画家・青木繁の没後100年を記念した大規模回顧展『没後100年 青木繁展―よみがえる神話と芸術』が、7月17日から東京・八重洲のブリヂストン美術館で開催される。

青木繁は、明治時代を代表する洋画家。東京美術学校在学中、日本神話をみずみずしい感覚で描いた作品によって頭角をあらわし、卒業後の1904年に代表作『海の幸』を発表。さらに『わだつみのいろこの宮』など古事記や聖書に題材をとった作品群を発表した。しかし、次々と直面する家族の深刻な問題から画壇への復帰も叶わなくなり、九州各地を巡る放浪生活で心身ともに衰弱。1911年に28歳の若さでこの世を去った。

同展では、前述した『海の幸』や『わだつみのいろこの宮』をはじめとする油彩作品約70点、水彩と素描約170点、手紙などの資料約60点を展示。画壇への登場から、没後に高まっていった作品評価などの展開など、その生涯の流れを俯瞰し作品と共に紹介する。夏目漱石に「天才」と称された青木の全貌に迫る、またとない機会となるだろう。


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特別展
『没後100年 青木繁展―よみがえる神話と芸術』

2011年7月17日(日)~9月4日(日)
会場:東京都 八重洲 ブリヂストン美術館
時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(8月15日、22日、29日は開館)
料金:
一般1,000円 シニア(65歳以上)800円 大学・高校生700円 中学生以下無料
団体(15名以上)一般800円 シニア(65歳以上)600円 大学・高校生500円 中学生以下無料
※障害者手帳を所持の人と同伴者2名まで半額

『真夏の青木繁講座』全4回

第1回
『青木繁の生涯と芸術』
2011年7月23日(土)14:00~16:00
会場:東京都 八重洲 ブリヂストン美術館
講師:植野健造(福岡大学教授、元石橋美術館学芸員)
料金:400円

第2回
『青木繁を通してみる文学と美術の交流』
2011年7月30日(土)14:00~16:00
講師:森山秀子(石橋美術館学芸課長)
料金:400円

第3回
『「画を仕上げる力」とは─青木繁の芸術』
2011年8月6日(土)14:00~16:00
講師:田中淳(東京文化財研究所企画情報部長)
料金:400円

第4回
『青木繁「海の幸」をうみだしたもの』
2011年8月13日(土)14:00~16:00
講師:貝塚健(ブリヂストン美術館学芸員)
料金:400円

(画像上から:《海の幸》1904年、石橋財団石橋美術館、《自画像》1903年、石橋財団石橋美術館、《秋》1908年、石橋財団石橋美術館、《幸彦像》1907年、栃木県立美術館、《朝日(絶筆)》1910年、小城高校同窓会黄城会(佐賀県立美術館寄託))

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