ザック・コンドン率いる6人組バンドBEIRUTのニューアルバム『ザ・リップ・タイド』が、9月14日にリリースされる。
同バンドは、ニューメキシコ州出身のコンドンのソロプロジェクトとして活動開始。2006年に若干19歳で制作した音源をもとにしたデビューアルバム『Gulag Orkestar』を発表し、コンドンの艶やかなボーカルと、東欧音楽の影響を受けたユニークなサウンドで注目を集めた。その後もフランス、メキシコなど世界各地の音楽に独自の解釈を加えたエキゾチックで味わい深い作品をリリース。USインディーズ界屈指のソングライターとの評価を確立した。
今回の新作は、4年ぶり3作目のオリジナルアルバム。同作のサウンドスタイルは、ピアノやウクレレの音色などをメインに据え、ホーンやストリングスセクションを効果的に配したもの。メロディーの魅力がこれまで以上に生かされた楽曲集に仕上がっている。
また歌詞の面でも、普遍的なテーマについてより深く考察を加えたものへと変化。どこかの土地への直接的な影響を持ったものではなく、同バンドならではのオリジナリティを強烈に感じさせる作品に仕上がっている。なお、同作のオリジナル盤はコンドン自身が設立したレーベル「ポンペイレコード」からのリリースとなる。
また、2012年1月に同バンドの初来日公演を予定。詳細は現在未定となっているので、続報を待とう。